車の相乗りについて本音でやり取りした後、ママ友2人の間には明確なルールが生まれた。るみは自力での登園を基本とし、どうしても頼る際は自身のチャイルドシートを持参して安全を共有する。お礼の言葉や品も添えられるようになり、対等で風通しの良い関係への変化はとても心地よくて…。
良い方向へ変わった私たちの関係性
あの日から、私たちの関係は大きく変わりました。まず、るみさんからの「乗せて!」という連絡は、月に1回あるかないかまで激減しました。基本的には、彼女も頑張って早起きをしてスクールバスを利用するようになったのです。
そして、どうしてもバスに間に合わなかったり、雨がひどかったりして私を頼るとき、るみさんは必ずこう言ってくれるようになりました。
「ゆりこちゃん、今日どうしてもお願いしたくて。さなのチャイルドシート、今からそっちに持って行ってもいいかな?もちろん、ゆりこちゃんの都合が最優先で大丈夫!」
るみさんは、ふだんは夫が運転する車からチャイルドシートを取り外し、私の車に設置させてほしいと申し出てくれるようになったのです。手間はかかるけれど、それは「命を預ける」という責任を、彼女自身も共有しようという姿勢の表れでした。
ママ友からの気遣いも感じる
さらに、乗せた後には「いつもありがとう。これ、サキちゃんに」と、ちょっとしたお菓子や、私が好きなコーヒーのドリップバッグなどを添えてくれるようになりました。
「そんなのいいのに!」と言うと、るみさんは笑って返します。
「ううん、私の気持ち。前は当たり前だと思っちゃってて、本当にお恥ずかしい限りです!」
今では、車内での会話も以前よりずっと風通しが良くなりました。 無理をして合わせるのではなく、できないときは「今日は無理~!」とはっきり言える。るみさんも「了解!タクシー呼ぶから大丈夫だよ!」と明るく返してくれる。
そんな対等な関係になれたことで、私はもう、朝のLINEに怯えることもなくなりました。

