
2月20日(金)から23日(月祝)まで、東京都・シアター代官山にて、新正俊ひとりミュージカル「記憶のノート」が上演される。公演に先立ち行われた公開ゲネプロと囲み取材の模様をレポートする。
物語の舞台となるのは、人々の忘れたい記憶を消してくれる『記憶屋』。五線譜をイメージしたという舞台セットのもと、新は記憶屋店主の男、その師匠、彼の元を訪れる依頼人など様々な登場人物を小道具のみで演じ分けつつ、ピアノ生演奏にのせて伸びやかな歌声を響かせ、浅井のオリジナル脚本による切なくて暖かい物語が展開されていった。

囲み取材には企画・出演の新正俊と、脚本・演出・音楽の浅井さやかが登壇。ゲネプロを終えての感想を尋ねられた新は「無事に終えられてほっとしています。濃密な100分を舞台上で過ごせることをうれしく思っています」とコメント。一人芝居は初となるが、「舞台上にいる時間が長いだけで、(普段の舞台と)何も変わらないです。こっちゃん(ピアノ伴奏の西寿菜)とも、照明・音響ともコミュニケーションがとれるから、寂しいとかもないですし。プレッシャーは感じてますけど、そこも楽しめるようになりたいと思って」と胆力を見せた。

本作で脚本・演出・音楽に加え歌唱指導も務めたという浅井。「稽古の序盤から、ずっと前回より総合しで絶対によくなっていて、今ここに来てると思います。私の中で初日と千穐楽のクオリティは同じでなければいけないんですが、中身に込められる何かは日々上がっていくものなので、あと6回上がれるんだと楽しみに思っております」と期待を見せた。
企画の立ち上げから約1年を要したという本作。初めて企画も手掛けた新は「普段役者しかやっていないところから、いつもスタッフの皆さんがやってくださっているプロデュースにも関わって、いろんな意味で勉強になりました。これまでの日々がすごく楽しかったです」と振り返り、現状で100点満点中何点かを問われると「99点、残りの1点はここにお客さんが入ることです」と自信のほどを見せた。浅井は本作に関して「企画の段階から、余すところなくいろんな新正俊を見せたいというのがあって。(記憶屋を訪れる)依頼人を色々演じたり、記憶屋の店主の中でも、いろんな年代や表情を演じたり、歌も心情を吐露するもの、ハッピーに歌うものもあって、お客様が、観終わった後に『私はあそこが好きだった』って楽しく話せたらいいなと思っています」と語った。
最後に観客へのメッセージを求められ、浅井は「新正俊を、それだけじゃなく美術、空気、演奏、明かり、小道具一つ一つ、明かり、もう全部を余すところなく堪能していただければと思います」、新は「関わってくださってる全クリエイターの皆さんが、本当にこだわりにこだわりまくって出来上がってる作品だと思っていて。僕がやりたいと思ったスタッフさんにお願いしてやってもらった今回の作品なので、全員で最後まで駆け抜けたいと思います、ぜひ楽しみに劇場へ足を運んでいただけたらと思います」と締めくくった。

新朝俊ひとりミュージカル「記憶のノート」は2月20日(金)から23日(月祝)まで、東京都・シアター代官山にて上演。上演時間は約100分(休憩なし)。

