草川拓弥&樋口幸平W主演のオリジナルドラマ「こころ」、日本映画専門CHにて制作・放送決定 文豪・夏目漱石の名作から着想

草川拓弥&樋口幸平W主演のオリジナルドラマ「こころ」、日本映画専門CHにて制作・放送決定 文豪・夏目漱石の名作から着想

「こころ」
「こころ」 / (C)日本映画放送

草川拓弥と樋口幸平がW主演を務めるオリジナルショートドラマ「こころ」が、日本映画専門チャンネルにて制作・放送されることが決定。あわせて、W主演の2人の出演作を特集する企画「2ヶ月連続 俳優 草川拓弥がとまらない!」が11〜12月、「2ヶ月連続 俳優 樋口幸平に染められて!」が12〜1月に放送される。

■文豪・夏目漱石の名作「こゝろ」から着想を得たオリジナルドラマ

本作は、映画「走れ、絶望に追いつかれない速さで」(2015年)、「MY (K)NIGHT マイ・ナイト」(2023年)、連続ドラマ「わかっていても the shapes of love」(2024年、ABEMA)などを手掛けた中川龍太郎監督が文豪・夏目漱石の名作「こゝろ」から着想を得て作り上げる、美しくも儚いショートドラマ。

■「私」「彼」「彼女」…3人の“こころ”の内の変化を描く

駆け出しの小説家である「私」(草川)が、妻である「彼女」(夏子)と出会ったのは、今から10年前、大学最後の夏だった。私は彼女を、唯一の親友であった「彼」(樋口)に引き合わせる。そのうちに3人は心のうち解け合った仲間になった。その一方で金銭的な問題から「彼」と同棲をしていた「私」は、次第に「彼」の心の奥にある本当の「彼」を知ることとなり、3人の心情は徐々に変化していく。“こころ”の内を知ってしまった「私」たちの現在を描く。

なお、本作の放送は日本映画専門チャンネルにて12月を予定している。

■草川拓弥(「私」役)コメント

夏目漱石の「こゝろ」を初めて読ませていただき、こんなにも重く苦しい世界なんだと驚きました。「こころ」は、演じるシーンが多くはなかったので、限られた場面で全力を出し切らないと、その世界観は伝わらないなと思いました。

本作では、中川監督とセッションしながら創ることができたのが印象的です。監督が本気で向き合ってくださったおかげで、改めてお芝居に対しての向き合い方や、大切なものに気づくことができました。また、「私」を演じるにあたって、樋口さんが演じる「彼」がいることが大切でした。樋口さんとは、今作を通して、人としても役としてもぶつかることができました。

本作のタイトルでもある“こころ”。向き合いたいけど向き合えない。寄り添いたいけど寄り添えない。とても人間らしい作品です。この作品が、視聴者の皆さんのこころにどのような影響を与えるかがとても楽しみです。ぜひたくさんの人に、こころに、観てほしいです。

■樋口幸平(「彼」役)コメント

「こころ」の台本を読んだとき、「彼」の気持ちを一番理解してあげたいと思いましたし、この作品に懸ければ一人の俳優として何か掴めるのではないかと思いました。「彼」の中で、拓弥くんが演じる「私」がどれほど大きいものだったのだろうと考えれば考えるほど、美しく、苦しくなりました。全力で向き合ってくださった拓弥くんには、本当に感謝しています。

中川監督は、僕たちが演じる役をその空間に存在させるために、全力を尽くしてくださいました。自分自身のこころを保ちながら役を演じるのは難しいことだと、深く理解されているからこそ、こころを大切にする雰囲気がチームに充満していました。本当に素敵な現場でした。

ラストシーンを撮って、カットがかかった後に初めて「立てない」と感じたほど、自分のすべてを出し切った作品になったと思います。とにかく役に向き合い続けました。懸けました。本当に観てほしいです。

■中川龍太郎(監督)コメント

学生時代から愛読していた夏目漱石の「こゝろ」にインスパイアされた物語を作れるということは、文学を愛する者として、恐怖でもあったのですが、挑戦し甲斐もありました。自分の原点である「走れ、絶望に追いつかれない速さで」とも通底するモチーフでもあり、自分にとって特別な思い入れのある作品になったと感じています。

草川さんは青い炎、樋口さんは赤い炎。本当に2人と心の奥深い部分から繋がり、語り合い、涙を流しながら、一緒に作品を生み出しました。彼らの情熱は凄まじく、これからも仕事を共にしたいと思いました。

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