飛行機の「ファイナルコールで乗れた」投稿が炎上 JALが明かす“出発10分前締切”の理由

飛行機の「ファイナルコールで乗れた」投稿が炎上 JALが明かす“出発10分前締切”の理由

●一人の遅れで多くの業務が発生

最終案内後まで姿を見せない乗客がいる場合、どのような影響があるのか。JALによると、スタッフは次のような対応に追われるという。

・館内放送で客の呼び出し
・搭乗口周辺での捜索
・預け荷物の有無を確認し、搭載場所の確認
・貨物室に積み込んだコンテナから手荷物を発見し、取りおろし
・運航管理、運航、客室、整備など関係部門との情報共有・調整

利用客の目には見えにくいが、幅広い部門に影響が及ぶ。

「一人の遅れでも上記のような対応が発生するために搭乗便の遅延につながり、その後の便の遅延やそれ以外の便の遅延にもつながる可能性がございます。

そのため『時間に余裕を持ってお越しいただき』、搭乗の締切時刻を守っていただくことは安全・定時運航のためになくてはならない対応です」

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●「出発時刻」は「搭乗する時間」ではない

航空券を予約する際、出発時刻や到着時刻を参考にしてどの便に乗るかを決めることは多い。

注意が必要なのは、出発時刻と搭乗時刻は別だという点だ。

JALは「出発時刻は飛行機が動き出す時刻」としたうえで「時間に余裕をもって搭乗口にお越しいただき、締切時刻を守ってご搭乗いただくことで、定時運航を実現できます」と説明する。

締切時間までに搭乗することが、運航の安全にもつながるという。

「遅延がないことで、お客さまの待ち時間がなく、その後のご予定への影響によるご不安を減らし、安心してご利用いただくことにつながります」

「ギリギリ間に合った」という体験は、個人にとっては武勇伝のように語られることもある。しかし、その裏では、多くのスタッフが動き回り、飛行機の安全な運航にも影響を与えることは知っておく必要があるだろう。

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