雪山テントの設営ポイントと注意点
雪山でのテント設営は、場所選びやひと手間の工夫で快適さと安全性が大きく変わります。ここでは、雪上ならではの注意点を押さえつつ、失敗しにくい設営のポイントを紹介します。
雪面でのテント設営場所の選び方
まず大切なのは、風と雪の影響を受けにくい場所を選ぶことです。
尾根の直下や吹きだまりになりやすい斜面は避け、比較的安定した雪面を探しましょう。設営前には、スノーシューやブーツで雪をしっかり踏み固め、可能であれば数分待って雪が締まってからテントを張ると安定します。
わずかな傾斜でも寝心地に影響するため、できるだけ平らな場所を選びましょう。
スノーブロックと防風対策
風が強い場合は、テントの周囲にスノーブロックを作ることで、体感温度を大きく下げずに済みます。
スコップで雪を切り出し、風上側を中心に低めの壁を作るだけでも防風対策として効果的です。また、張り綱は短くせず、しっかり距離を取ってペグダウンすると耐風性が高まります。
設営後はフライにシワが出ていないかを確認し、バタつきを抑えることも忘れないようにしましょう。
撤収時に注意したい凍結トラブル
雪山では、撤収時の凍結にも注意が必要です。ファスナーやバックルに付いた雪が凍ると、無理に動かした際に破損する恐れがあります。
撤収前に手で雪を払う、体温で少し温めてから操作するなど、丁寧に扱うことが大切です。また、濡れたまま収納すると凍結や生地の劣化につながるため、できる範囲で水分を落としてからパッキングしましょう。
雪山用テントで安全に冬山を楽しもう
雪山でのテント泊は、準備や設営に気を配る分、静かな景色や特別な時間を味わえます。また、安全性を高めるためには無理のない計画を立て、装備と使い方を理解したうえで挑戦することが重要です。
雪山用テントを上手に活用し、自分のペースで冬山ならではの魅力を楽しんでみてください。

