やっぱりいた、「女の影」
この瞬間、私の中の「祐介」という男への愛情は、音を立てて冷え切りました。
もう、再構築のための涙を流す必要はない。
私が今すべきことは、感情的に彼を問い詰めて、またウソの上ぬりをさせることではありません。私と娘が、これからの人生を、不自由なく送るための「戦い」の準備をすること…そう、心に決めました。
有利に離婚を進めるための、決定的な証拠集めが始まったのです。
私は、さらに注意深く、彼のLINEの「友だち一覧」を精査しました。メッセージが消されていても、人間関係のリストまでは、かくしきれないはずです。
すると、不自然なアカウントが、一つ見つかりました。
アイコンは、派手なメイクを施した女性の自撮りなのに、名前は「佐藤(仕事)」といった、ありふれた男性名に変更されていたのです。
おそらく、通知が来た際、私に不審に思われないよう、工作したのでしょう。
しかし、その女性のアイコンには、家庭をこわしている自覚など微塵(みじん)もない、"営業スマイル"がうかんでいました。
「つ〜かま〜えた〜」
私は、暗闇の中で、静かに独り言をもらしました。それは、決別へのカウントダウンの始まりの合図でした。
あとがき:くり返される「うらぎり」
再構築を試み、信頼関係を取り戻す過程にあった、真里と祐介。しかし、祐介に、真里との約束を守る誠実さはありませんでした。再び、うらぎりを知った真里の心の中には、もはや「愛情」と呼べるものはありません。彼女の心の中にあるのは、たった一つ、決別への固い意思だけでした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: kgrddm
(配信元: ママリ)

