松永有紗、『教場』で魅せたありのままの演技「木村さんと中江監督のアドバイスのおかげです」

松永有紗、『教場』で魅せたありのままの演技「木村さんと中江監督のアドバイスのおかげです」

205期生徒・井口亜衣役を演じる松永有紗 ※提供写真
205期生徒・井口亜衣役を演じる松永有紗 ※提供写真 / (C)映画「教場 Reunion/Requem」製作委員会

2023年から現事務所に所属し、映画『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』(2024年)、ドラマ「ビリオン×スクール」(フジ系、2024年)や現在放送中のドラマ「顔のない患者-救うか、裁くか‐」(カンテレ、2026年)などで俳優として活躍する松永有紗(27)。2026年は木村拓哉主演の『教場』シリーズ最新作となる映画前編『教場 Reunion』(Netflix)、2月20日(祝・金)劇場公開の映画後編『教場 Requiem』に出演する。さらに、3月27日(金)にはカレンダー「松永有紗Calendar 2026.04-2027.03」発売、4月には自身初となるお渡しイベント開催とまさに注目度や人気が急上昇している彼女。そんな注目の若手俳優・松永に、最新出演作『教場 Reunion/Requiem』のエピソードや俳優としての想いや展望、カレンダー撮影の裏話などを聞いた。
映画「教場 Requiem」 ※提供写真
映画「教場 Requiem」 ※提供写真 / (C)映画「教場 Reunion/Requem」製作委員会

■拳銃を落とすシーンに苦戦、そんな時、主演の木村から意外なアドバイスが
インタビューに応える松永有紗
インタビューに応える松永有紗 / (C)田中隆信

――2026年の1月1日からNetflixで配信されている『教場 Reunion』に続いて、2月20日から続編となる「教場 Requiem」が劇場公開されました。今回、オーディションで出演が決まったそうですが、話題の人気シリーズということもあって反響が大きかったんじゃないですか?

大きかったです! 応援してくださっているファンの方は「すごい!」って感動してくださいましたし、家族や友達の反応もすごく大きかったので「教場」という作品がどれだけ大きな作品なのかを改めて実感しました。

――出演をきっかけに、髪も切られたんですよね。

はい。作品や役作りのために髪を切ることにすごく憧れがあったので、自分がずっと観てきた作品の『教場』でその機会をいただけたのが嬉しかったです。作品に挑む覚悟もそうですし、気持ちがさらに入りました。

――すっかりショートカットのイメージが浸透している気がしますが、実はかなりバッサリ切っていますよね。

そうなんです。結構印象が変わったと思います。髪を切った時にはまだ発表できなかったので黙っていたのですが、SNSで「もしかして『教場』に出るんじゃない?」ってちょっとザワザワしたことも。言いたいけど言えない状況が長く感じました(笑)。情報解禁になって「出演します」って報告できた時は、やっとお知らせできてとても嬉しかったです。

――「教場」は警察学校が舞台ですが、現場の雰囲気はいかがでしたか? 規律も厳しそうですし、撮影も大変だったんじゃないかと。

そうですね。訓練シーンをはじめ、私たちが普段の生活で経験できないことばかりで大変でした。見てくださっている方、それこそ実際に警察学校にいる方や警察で実際に働いている方も教場を観てくださっていると思うので、「ここ違うじゃん」って思われちゃダメだなって。腕や手の角度とか、ちょっとした所作にも嘘があっちゃダメだよねって、時間があればみんなで集まって練習して。訓練期間もクランクインしてからも、本当に力を入れてやっていました。
退校届を突き出す教官の風間公親 ※提供写真
退校届を突き出す教官の風間公親 ※提供写真 / (C)映画「教場 Reunion/Requem」製作委員会

――よりリアルに、嘘がないように、と。

はい。失礼がないようにしなければと。あと、「教場」は歴代のシリーズもあるので、どうしても先輩方と比べられてしまうことも多く、そういった部分でも高いハードルを感じることもありました。木村拓哉さん演じる風間教官とのシーンも含めて、緊張感のある撮影でした。今思い返しても心臓がバクバクします(笑)。ただ、木村さんが撮影中、ずっと風間教官でいてくださったので、私たち生徒も自然と役に入り込んだまま撮影ができたと思っています。

――演じた“井口亜衣”はどういう人物でしたか? 柔らかい雰囲気で、人とコミュニケーションも取れる協調性のある人柄に感じました。

おっしゃっていただいたように、協調性がある子ですね。でもちょっと消極的で、マイペースな子でもあります。本当に街の安全を守るために警察学校に入ったというくらい、純粋で優しい子という印象です。齊藤京子さんが演じる星谷舞美と一緒にいることが多いんですけど、舞美は成績優秀でトップを目指している一方、私は警察官になること自体が目標で。舞美のキリッとした感じと、亜衣のホワホワした感じの組み合わせがいいコントラストになっているんじゃないかなって思います(笑)。柔らかい印象の亜衣ですが、そんな彼女もやはり一つ“強さ”を持った女の子だなというのも感じました。

――劇中では、ジャージの色がそれぞれ違っていましたね。オレンジ色が亜衣のキャラクターに合っていて印象的でした。

ジャージの色は生徒によって一人一人違うんです。衣装合わせの時に、中江功監督と一対一でお話しする時間をいただいて、「松永有紗はどういう人物なのか」、周囲に個性の強いキャラクターが多い中で「井口亜衣をどういうふうにするか」というのを丁寧に話し合いました。消極的な亜衣だけど、警察学校に来て「そんな自分を変えたいんだ」という想いも込めて明るいオレンジ色のジャージに決まりました。

――今回の撮影で、自分の中で手応えを感じたシーンはありますか? 2026年の午年にちなんで“ウマくいったシーン”ということで。

(笑)。「教場Reunion」で風間教官と生徒たちが初めて会う教室で、拳銃を落としてしまうシーンがあるのですが、その“落とす”演技が難しくて。本番前、別日のリハーサルで「こうやって拳銃を落として」みたいな段取りもしたんですけど、緊張もあってどうしても自然に落とせなかったんです。「どうしよう?」って焦っていた時に、木村さんが「練習とかしなくていいから」って言ってくださって。練習を繰り返してやるよりも、拳銃のことを知らない亜衣と同じようにしていた方が自然に落とせるんじゃないかってことかな、って私も思ったんです。
風間公親は実際の拳銃を生徒に持たせる ※提供写真
風間公親は実際の拳銃を生徒に持たせる ※提供写真 / (C)映画「教場 Reunion/Requem」製作委員会

――素敵なアドバイスをもらいましたね。

中江監督からも「ありのままやってくれたらいいから。そのあとで自分が思ったことを何か言ってみて」と言われて、自然と出た言葉が「すみません。ごめんなさい」でした。落として謝ってしまうというのは、井口亜衣として存在できたのかなって。そのシーンの撮影後に中江監督から「リアルだったよ」と頷きながらお声がけいただけて嬉しかったですし、そうやって自然体で存在できたのは木村さんと中江監督のアドバイスのおかげだと思っています。

――ついに20日から後編となる映画『教場 Requiem』公開となりました。見どころを教えてください。

私も試写で初めて観た時、終わるまでずっと力が抜けなくて。ずっとブルブルと震えが止まらなくて、こんなことは初めての経験でした。撮影を含めてほぼ半年間、「教場」と向き合ってきた期間が濃すぎたのかもしれません。内容や展開については何を話してもネタバレになりそうなので、観てください!としか言えないんですけど(笑)。教場シリーズの集大成を配信と合わせて、劇場版もたくさんの方に観てもらいたいです。

――「教場」以降も配信ドラマなど出演作が控えているそうですね。俳優として更なる飛躍が期待されますが、今後挑戦してみたい作品や役があれば教えてください。

体を動かすのが好きなので、スポーツものとかアクション系の作品にも挑戦したいです。それとは対照的に、心理描写が深いヒューマンドラマにも挑戦したいと思っています。小松菜奈さん、坂口健太郎さん出演の映画『余命10年』が好きな作品なのですが、タイトル通り悲しくて切ないお話ではあるんですけど、そこにいる登場人物の苦しみや葛藤とか心の動きがダイレクトに伝わってきて生きる希望をもらえる、心を動かされる瞬間がたくさんあるんです。私もそんなふうに観ている方の心を動かせるようなエネルギーを届けられる俳優になりたいです。
連続ドラマの放送から3年の月日が経ち、「教場」シリーズの集大成にして終着点となる映画プロジェクト「教場 Reunion/Requiem」
連続ドラマの放送から3年の月日が経ち、「教場」シリーズの集大成にして終着点となる映画プロジェクト「教場 Reunion/Requiem」 / (C)映画「教場 Reunion/Requem」製作委員会


「松永有紗 Calendar 2026.04-2027.03」の表紙カット
「松永有紗 Calendar 2026.04-2027.03」の表紙カット / (C)KADOKAWA/撮影:中山雅文

■カレンダーのコンセプトは「自然体」。ビハインド動画や私服採用など仕掛けが満載
――続いてカレンダーのお話も聞かせてください。先ほど構成を拝見したのですが、自然体な姿や表情がたっぷりと楽しめる内容になっていますね。

はい、愛媛県の今治で撮影していただきました。これまではカレンダー撮影でロケに行ったことがなかったので、撮影で3日間、しかも地方に行けたのがすごく嬉しかったです。

――撮影場所を今治に選んだ理由はありますか? また、これまでに訪れたことはありましたか?

カメラマンの中山雅文さんやロケーションコーディネーターの方から、私に合いそうな場所をいくつか提案していただいた中で、今治が合いそうだねって勧めていただき決まりました。愛媛県には一度行ったことがあるんですけど、今治は初めてで。これまでタオルのイメージが強かったのですが、ロケ地に決まってからいろいろ調べてみると自然が豊かですごく綺麗な場所だと分かったので、行く前からすごく楽しみでした。本当に景色が綺麗で街並みも美しかったので、今治の雰囲気も楽しんでもらいたいです。
今治らしく、「タオル美術館」でのカットも収録
今治らしく、「タオル美術館」でのカットも収録 / (C)KADOKAWA/撮影:中山雅文

――カレンダーのテーマやコンセプトがあれば教えてください。

「どういうカレンダーにしたいか」を撮影前に中山さんや編集の方と一緒に打ち合わせしました。そこで「松永有紗史上、最も松永有紗なカレンダー」「ありのままの松永有紗」というコンセプトが決まり、今回は撮影と感じさせないような自然体な自分を撮影していただけることなりました。今回、本当に素敵なチームの皆さんとご一緒できて、撮影はただただ楽しかったので、すごく楽しんでいるありのままの私を見てもらえそうです(笑)。

――卓上カレンダーには毎月の写真にQRコードも付いていて、撮影のビハインド動画も見られるそうですね。

撮影の舞台裏やメーキングで動いている私を見ていただくことで、コンセプトにある自然体な松永有紗らしさを感じてもらえるんじゃないかと企画を考えてくださいました。撮影自体を心から楽しんでいる様子や、それこそ今治の街の雰囲気もより感じてもらうことで作品をさらに楽しんでもらえたら嬉しいです。

――表紙は目力の強さが印象的なアップのカットが採用されていますね。表紙と4月に掲載されているピンクの衣装は女性らしく、可愛らしい雰囲気が新鮮でした。

はい、表紙は顔がドーン!と(笑)。衣装合わせの時に、「こういう服装が好きです」とか、私の意見を伝えた上で衣装を選んでいただいたんですけど、逆に「皆さんが見たいのはどういうものですか?」とも聞いて。それで最後に選んでもらったのがこのピンクの衣装。普段自分ではあまりピンクの服を着ないので、自分でも新鮮な感じがしました。新しい自分を見つけていただいた衣装で、意外と自分、カチューシャも似合うんだなって(笑)。

――コンセプト通り、皆さんの意見を「ありのまま」受け入れたってことですね(笑)。

はい(笑)。「これは自分には似合わない」とか勝手に決めつけないことも大事だなと思います。あと、以前は顔を撮られる向きなども好みがあったのですが、今回はそういうことも意識せずに好きに撮っていただいたので、これまで以上に様々な表情が収められている作品になったと思います。ぜひそんな部分も注目してもらえたらと思います。
愛媛・今治を舞台に、松永有紗の魅力を多角的にシューティング
愛媛・今治を舞台に、松永有紗の魅力を多角的にシューティング / (C)KADOKAWA/撮影:中山雅文

――コンセプトを体現するために私服も準備されたそうですね。

「6月」「7月」「3月」は私服を来させていただきました。神社で撮影した「6月」のお花の柄の洋服は、おばあちゃん家にあったものなんです。撮影に行く前におばあちゃん家で見つけて、合わせてみたらすごく可愛かったので撮影に持って行きました。「7月」は元々大好きなデニム系。今回、アスレチックでの撮影に合わせてみました。デニムは小さい頃から変わらず今も大好きなアイテムですね。服の好みで言えば、以前は柄物やデザイン性のあるものを結構選びがちだったんですが、年齢を重ねてきて少数精鋭じゃないですけど、長く着られて、いろんなものに合わせられる服を自然と選ぶようになった気がします。

――カレンダーにちなんで、1年の中で特に好きな月はありますか?

夏が好きなので自分の生まれ月でもある8月かな。今2月の真冬ですごく寒いじゃないですか。早く夏になってほしい!って口癖のように言っています(笑)。カレンダーの「8月」のカットもお気に入りですね。グリーン系の衣装が夏らしくて爽やかな感じなんですが、実は撮影の時は雨上がりですごく空気が冷たかったんです。私が一人夏の衣装で薄着だったのを見て、カメラマンさんもスタッフさんも次々と上着を脱いでTシャツになってくれて。12月で寒かったけど、すごく熱い現場でした(笑)。

――ありのままというテーマのとおり、大盛りのご飯や焼肉を食べていたり、タイを釣り上げたりとバラエティーに富んだ内容で1年楽しんでいただけそうですね。

以前、釣り番組(「釣りびと万歳」)に出演させていただいていたので、釣りのシーンもあります。これ本当にタイを釣っているんですよ! まあ魚が釣れない時期だったので、最後に生簀で釣ったのですが(笑)。針を垂らして3秒ぐらいで針にかかったので楽しかったですね。「2月」の焼肉屋さんで食事をしているカットは、まさに“そのままの私”って感じなので楽しみにしてください。4月から3月まで全部おすすめのカットですし、それぞれ動画も楽しめるので、カレンダーですが写真集と同じくらい見どころがある作品になっていると思います。

――4月には初のお渡し会イベントも開催されるそうですね。ファンの皆さんと直接コミュニケーションが取れる日を楽しみにされているとか。

はい。すごく楽しみです。カレンダーの発売が決定した時に自分のことのように喜んでくださった方がたくさんいらっしゃって、その気持ちがとても嬉しかったですし、直接お会いできるのが本当に楽しみです。卓上カレンダーなのでご自宅や仕事場など皆さんの好きな場所に飾ってもらって、一年間一緒に過ごせたらと思います。ずっと応援してくださっている皆さんも、最近知ってくださった方もぜひ手に取っていただけると嬉しいです。

◆取材・文=田中隆信
趣味のフィルムカメラも持参した松永有紗
趣味のフィルムカメラも持参した松永有紗 / (C)KADOKAWA/撮影:中山雅文

2026年4月始まりの卓上カレンダーを発売する松永有紗
2026年4月始まりの卓上カレンダーを発売する松永有紗 / (C)KADOKAWA/撮影:中山雅文

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