向き合うことで変わった夫婦の関係
翌日は夫が休みで病院に来る予定でしたが、「何時に行けばいい?」とだけ連絡が届き、私からも前夜の件には触れませんでした。夕方、夫と娘が病院に到着し、娘の前ではケンカをするわけにもいかず、静かに過ごしました。
しかし、退院後も私の気持ちはなかなか落ち着かず、少しずつ夫と向き合う時間を作っていくことに。当時の夫は接待やノルマがあり、家に帰れない日も多い職場で働いていました。私は仕事だと理解しつつも、産後のワンオペの負担や、約束が守られなかったつらさ、無理を重ねる夫の体調への心配を度々口に出して伝えるようにしたのです。
一方で夫も、収入や仕事、家庭とのバランスに悩みながら働いていたことを打ち明けてくれるようになりました。息子を出産して1年が経ったころ、夫は転職を決意。帰宅時間が安定した職場に変わり、少しずつ家族と過ごす時間が持てるようになりました。
私にとって、夫に約束を破られた産後の夜は忘れられない経験になりました。話し合いを重ねるなかでお互いの状況や気持ちを少しずつ理解し合い、さらに夫の転職も後押しとなり、家族として前に進むためのきっかけになったと感じています。
著者:南野 ろく/40代女性。2016年生まれの娘と2018年生まれの息子の母。出産を機に退職し、子どもと自分の体調不良や義実家の手伝いなども重なり専業主婦に。現在は夫の転勤で海外に暮らし、慣れない土地で子育て中。趣味は音楽鑑賞やハンドメイド。大のディズニー好き。
作画:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

