3.獲物みたいなサイズのボール
3つ目の特徴は、獲物に似たサイズのボールです。
たとえば、現実世界で言うと、猫が自分よりもはるかに身体の大きい獲物を襲うことはめったにありません。ウサギやネズミなども、猫より小さい動物です。
上記の点を踏まえると、おもちゃ遊びのボールは、獲物に近いサイズが理想的と言えるでしょう。
具体的な目安としては、ゴルフボールぐらいの大きさです。この程度のサイズ感であれば、誤食の危険性もなく、「噛みつく」、「くわえる」といった動作もスムーズにできます。
最後になりますが、ボール遊びのちょっとしたポイントを簡単に紹介しておきます。
単調なリズムにならないように緩急をつける(不規則な動きも) 隠す、チラ見せする(家具の裏や毛布の下など) ボールを捕まえたら、ときどき褒めてあげる(成功体験)上手に遊べるようになったら、犬で言うところの「取ってきて!」もできるようになるかもしれません。
まとめ
猫じゃらしと同様に、飼い主さんのボール遊びが上達すると、愛猫がより積極的に遊んでくれるようになります。猫にとって、ボール遊びは、運動不足解消、健康維持のために重要な習慣です。
今回は、猫が目を輝かせて飛びつくボールの特徴を3つに分けて解説しました。
「柔らかい素材」、「よく転がる(不規則性も)」、「ゴルフボールぐらいの大きさ」は、愛猫の狩猟本能を刺激するうえで、非常に大切な要素です。
実際にボールを使って遊ぶときは、緩急を巧みにつけたり、隠したり、本物の獲物のように操ってみてください。うまく捕まえた後、思いっきり褒めてあげると、次回も喜んでボール遊びに取り組んでもらえるようになるかもしれません。
なお、愛猫の体力面を考えて、ボール遊びは、1回につき10分程度に留めるようにしましょう。

