職場には20代から50代まで、幅広い年齢層の人が働いています。世代は違っても会話はしやすく、普段は和気あいあいとした雰囲気です。ただ、どこかに「若い世代」と「それ以外」を分ける空気があるのも、正直なところでした。私自身も、冗談交じりとはいえ「おばさん」扱いされることがあり、その距離感を感じる場面もありました。
年齢で区切られる空気
日常のやりとりでは特に問題はありませんでしたが、何気ない言葉の端々で、世代の線引きのようなものを意識することはありました。
自分でも笑って受け流してはいましたが、「もう若者ではない」という扱いに、少しだけ引っかかる気持ちが残っていました。
カラオケで起きた意外な展開
そんな空気が変わったのは、飲み会のあとにカラオケへ行ったときのことです。若い世代が次々と、流行のK-POP(ケーポップ)楽曲を入れていきました。曲調は複雑で、ハイトーンも多く、歌いこなすのは簡単ではなさそうでした。
その流れで、K-POPが好きな私も、同じくトレンドの楽曲を選曲しました。周囲からは「大丈夫?」と心配そうな視線を向けられましたが、曲が始まった瞬間、空気が一変したのです。
高音部分も無理なく歌い切り、最後まで通すと、自然に歓声と拍手が起こりました。若い人たちの驚いたような表情が今でも印象に残っています。

