
家計を助けるため、ラーメン店で明るく元気に働く女子高生。しかし、彼女の日常は一人の「常連客」によって恐怖のどん底に突き落とされる。自分の倍以上も年齢の離れたそのおじさんは、接客スマイルを自分への好意と勘違いしたのか、いきなり手を握ってきたり、待ち伏せをしたりと異常なアプローチを開始。ついには「これ、持っておいて」と、自身の部屋の“合鍵”を女子高生に押し付けてきたのだ――。
今回は、Instagram(@negimayo3)やブログで実体験をベースにした漫画を発信しているクリエイター・ネギマヨさんの『合鍵おじさん~低スぺ婚活男にタゲられました~』をご紹介しつつ、ご本人に制作の裏側を伺った。



■「合鍵」を押し付ける卑劣な手口
本作は、作画担当のネギさんが高校時代に体験した実話に基づいている。思い込みの激しい常連客「鍵藤」から、一方的に婚活のターゲットにされてしまった恐怖の記録だ。
鍵藤のアタックは常軌を逸しており、次第に身の危険を感じる領域へとエスカレートしていく。とくに読者を震え上がらせたのが、タイトルにもなっている「合鍵」を渡すシーンだ。
原作担当のマヨさんは、このシーンの意図をこう語る。「合鍵って、意味不明なほうが怖いですよね。大人でも一瞬『これ、勝手に捨てていいのか?』と悩むものを、真面目な女子高生がもらったらより悩んで面白いと思い、メインにしました」実際に合鍵を受け取ってしまったネギさんも、「家の鍵って、勝手に捨てたら後で訴えられるんじゃないかとか、いろいろ想像してどうしていいか本当に悩みました(笑)」と、当時の葛藤を明かす。
■高校生の無知さに付け込む「グロさ」
なぜ、このような恐ろしい体験を漫画にしたのだろうか。ネギさんはその理由をこう語る。「高校生の無知さや純粋さに付け込んでくる人間がいるというのを、大人になってから実感することが増えました。『自分も悪いのかもしれない』と、被害にあっても周りに言えない子もいると思います。私の体験を漫画にすることで、こういう大人から逃げてほしいという気持ちを込めました」
マヨさんも「鍵藤はターゲットである高校生の幼さ・無知さを理解しており、それを利用しようとするグロい話です」と断言する。「彼への賛美と思われたくなかったので、徹底的に気持ち悪く描きました。ただ、暗い話にはしたくなかったので、どこかドジなおじさんというキャラクターにしています」
取材協力:ネギマヨ(@negimayo3)
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