『冬ドラマ』はハラハラ…胸キュン…いろいろな意味で”おもしろい” 特に観てほしい3作品をピックアップ

『冬ドラマ』はハラハラ…胸キュン…いろいろな意味で”おもしろい” 特に観てほしい3作品をピックアップ

いろいろな意味で”おもしろい”冬ドラマ3選
いろいろな意味で”おもしろい”冬ドラマ3選 / イラスト=渡辺裕子

今期も、ハラハラしたり胸がキュンとしたり、いろいろな意味で「おもしろい」ドラマがそろっていますね。そんな中、私が特に「観てほしい!」と思っているドラマがこの3本。

■『冬のなんかさ、春のなんかね』(日テレ)

優しい恋人・ゆきお(成田凌)がいるのに他の男性とも会っている、小説家の文菜(杉咲花)。彼女の今の恋と、過去の恋愛を交互に描きながら、その気持ちの不思議を、そっとほどいていくような物語。

おいしそうなごはんを食べたりお酒を飲んで酔っぱらったりしている男女の日常のシーンが続き、それがなんとも心地よい。彼らの会話のリズムがあまりにもリアルで、隠しカメラで生活を覗き見しているような気になってくる。そして、あんな恋などしたことないはずなのに、一般的な基準では文菜はひどいことをしているはずなのに、ついうっかり「わかる」と言ってしまう。

文菜とゆきおの恋は、今までの恋と同じように、やがて終わるのでしょうか。小太郎(岡山天音)と文菜の会話がかわいくて、小太郎の片思いが実ってふたりが付き合えたらいいね……と言いたくなるのですが、そうならないのが恋愛のむずかしさ。

■『ラムネモンキー』(フジテレビ)

1988年に映画研究部で映画制作に夢中だった中学生3人。しかし、2026年の彼らは、なんだかうまくいかない日々を送っている。贈賄の罪で訴えられているユン(反町隆史)、映画監督の仕事が無くなったチェン(大森南朋)、認知症の母との生活で悩み、体調も悪そうなキンポー(津田健次郎)……。

故郷の町で発見された人骨が、失踪した映画研究部の顧問・マチルダではないかと考えた3人は久しぶりに再会。当時の記憶を元に、マチルダに何が起こったのか調べ始める。

UFOに連れ去られるマチルダというとんでもないシーンから始まったので、奇抜なSFコメディかと思っていたら、物語はどんどん違う方向へ。

おじさんたちの迷走を笑っていると、ラスト近くに思いがけない転換が起き、彼らの行動に心を揺さぶられて、気づくと泣いてしまっている。そして散りばめられた80年代カルチャーの懐かしさが、胸に突き刺さる人は多いはず。

どんなドラマなのかジャンル分けができない、今までに見たことがない作品です、ぜひ見てほしい。

■『終のひと』(TBS)

母を亡くした真面目な梵(西山潤)が出会った、葬儀会社の嗣江(柿澤勇人)。飄々とした嗣江の態度に最初は反発した梵だったが、彼が執り行なった母の葬儀に心をうたれ、会社を辞めて嗣江のもとで働くことにする。
しかし実は嗣江の人生にも、終わりの時が近づいていて……。

すべての人に訪れる「死」を大切に弔う、嗣江と梵。死者の話を描くドラマだけれど、同時に、ここまでの人々の生と、残された遺族のこれからの生活の話でもある。毎回、じんわりと心に沁みる、本当にいいドラマです。

いろんな人の「終」を見届けた嗣江自身はどんなふうに「終」を迎えるのか。見るのがさみしい、だけどきちんと見届けたい。そんな複雑な気持ちです。

■イラスト・文/渡辺裕子

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