けれど、彼女たちのキャリアを振り返ると、山あり谷ありの俳優人生だったということが見えてくるのです。
TBS系「火曜ドラマ」の主演リレーを果たした二人
前クール最大のバズりドラマといえば、夏帆さんと竹内涼真さんがダブル主演した『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)でしょう。
そして、『じゃあつく』が放送されていた「火曜ドラマ」で現在放送されているのが、志田未来さん主演の『未来のムスコ』(TBS系)です。夏帆さんと志田さんといえば2005年の大ヒットドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)で姉妹役を演じていましたが、昨年のヒット作『ホットスポット』(日本テレビ系)では親友役で再共演。
そんな二人が今回、「火曜ドラマ」の主演リレーを果たしたわけですが、16年ぶりのGP帯・連ドラ主演という共通点もあったのです。
10年以上遠ざかっていた主演にキャスティングされたということは、彼女たちの評価が再び高まっている証拠。なぜいま、夏帆さんと志田未来さんが再評価されているのでしょうか。彼女たちのキャリアを振り返りながら紐解いていきます。
【夏帆】『silent』や『ホットスポット』で幅を広げる
現在34歳の夏帆さんは、2007年の映画『天然コケッコー』で「日本アカデミー賞」新人俳優賞などを受賞し、その翌年の2008年に『4姉妹探偵団』(テレビ朝日系)でGP帯の連ドラ初主演。しかし、『4姉妹探偵団』が低視聴率だったためか、2009年に『オトメン(乙男)』(フジテレビ系)で岡田将生さんと実質的なダブル主演を果たして以降、それから2025年の『じゃあつく』までGP帯主演から遠ざかっていたのです。
『オトメン(乙男)』以降も2番手キャストのヒロインを演じることなどはありましたが、徐々に2番手で起用されることも減っていき、バイプレイヤー的なキャスティングが増加。
ただ、主人公やヒロインではなく、バイプレイヤーとしてさまざまな役柄に挑戦したことが、夏帆さんの演技の幅を広げたのかもしれません。
例えば2022年の大ヒット恋愛ドラマ『silent』(フジテレビ系)には4、5番手で出演。Snow Man・目黒蓮さん演じるキャラに片想いする役柄で、川口春奈さん演じる主人公を敵視したり、目黒さんのキャラに醜い感情をぶつけたりと、複雑な感情を繊細に表現していたのです。
また2023年の『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)や2025年の『ホットスポット』(日本テレビ系)など、バカリズムさん脚本のドラマでも注目を集めます。セリフの言い方や間の取り方が絶妙で、コメディエンヌとしても評価を高めたのです。
そういったバイプレイヤーとしてさまざまなキャラクターを演じることで、彼女の多才さが改めて評価され、『じゃあつく』主演オファーに繋がったに違いありません。

