埼玉では関西ノリが通じない!?「はよツッコんでや」関西ヤンキー女子の転校生が繰り広げる爆笑学園コメディ【作者に聞く】

埼玉では関西ノリが通じない!?「はよツッコんでや」関西ヤンキー女子の転校生が繰り広げる爆笑学園コメディ【作者に聞く】

海老原柊が秘密にしていた裏の顔は「裏番」だった。
海老原柊が秘密にしていた裏の顔は「裏番」だった。 / 墨染清(@sumizomesei)

関西から転校してきた不良少女が、真面目な学級委員長に突然「なあ?裏番さんよ」と声をかける――。教室中がざわつくなか、委員長の海老原は戸惑いを隠せない。しかし彼女は「あたしには全部お見通しだ」と謎の自信満々。恋する気持ちと関西ノリが空回りし、クラスの空気はどこかシュールな方向へ転がっていく。2020年3月期新世代サンデー賞(小学館)で努力賞を受賞した墨染清(@sumizomesei)さんの『殻の向こうのナイショの話』は、ギャップ満載のキャラとテンポのよい掛け合いが光るコメディ作品だ。

■「はよツッコんでや」関西ノリが通じない埼玉でまさかの総スルー
委員長のことが好きで、ただ話がしたかっただけの不良女子
委員長のことが好きで、ただ話がしたかっただけの不良女子 / 墨染清(@sumizomesei)

殻の向こうのナイショの話_p01
殻の向こうのナイショの話_p01 / 墨染清(@sumizomesei)

殻の向こうのナイショの話_p02
殻の向こうのナイショの話_p02 / 墨染清(@sumizomesei)

転校してきた不良女・蟹沢の目的はただ一つ、委員長の海老原と話すことだった。だが不器用すぎるアプローチは「裏番さんよ」という言いがかりめいたセリフになってしまい、教室は微妙な空気に包まれる。「我ながら言いがかりもええとこじゃ…はよツッコんでや、海老原クン」と内心ドギマギしていた彼女だったが、ここは関西ではなく埼玉。誰もツッコまず、むしろクラス全員が引き気味というカオスな状況が生まれる。それでも「ついに海老原クンに話しかけたった!!」と満足げな彼女の姿が、なんとも憎めない笑いを誘う。

一方の海老原は放課後、「なぜバレたんだ?」と頭を抱えていた。裏番という秘密を暴露されたと勘違いし、勝手に追い詰められていく様子もまたコミカルである。

■キャラクターはギャップ全開、かわいさ重視の設計
本作について墨染さんは、キャラのギャップを意識したと語る。「キャッチーなキャラクターを作ることを心掛けていました。海老原は『温和な委員長っぽい裏ボス』、蟹沢は『ヤンキーっぽい恋する乙女』。当時は漫画のキャラクターにギャップを出す練習をしていて、そこに特に気を配っていました」。読者がクスッと笑いながらも「かわいいな」と感じられる人物像を目指し、嫌な印象にならないよう細かな調整を重ねたという。

■関西弁キャラが多いのは作者のルーツ、舞台はなぜ埼玉!?
作品に登場する関西弁について尋ねると、「生まれも育ちも大阪なので、つい喋らせたくなるんです。本当はいろんな方言を描きたいのですが、私が理解しているのは関西弁だけで…」と笑う墨染さん。転校先が埼玉県である点もユニークだが、実は作者作品の9割が埼玉を舞台にしているという。「一度も訪れたことはないのですが、埼玉県が好きだからです。なぜか惹かれるものがあります」と明かし、独自の世界観と埼玉のイメージが自然と重なっているのだそうだ。関西ノリと関東の温度差が生むズレこそ、本作の笑いのエンジンと言えるだろう。

関西出身の恋する不良少女と、秘密を抱えた委員長。かみ合わない会話が生む勘違いの連鎖は、読めば読むほどクセになる。気になる人はぜひ本編をチェックしてみてほしい。

取材協力:墨染清(@sumizomesei)

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