
■三菱一号館美術館
19世紀末の近代西洋美術を中心にした東京・丸の内の美術館
風格ある赤レンガの建物が印象的な同館は、1894年(明治27年)に英国人建築家ジョサイア・コンドル設計によって丸の内で初めて建てられたレンガ造りのオフィスビルを復元している。老朽化によって1968年に一度取り壊されたが、2009年に復元され、2010年4月より美術館として開館した。19世紀後半から20世紀前半近代美術を主題とする展覧会を年に3回開催。

見どころ
二層吹き抜け空間を利用したカフェ・バーCafe 1894や、オリジナルグッズを扱うStore 1894のほか、丸の内という街の歴史を知ることができる歴史資料室も併設している。
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
交通アクセス:【電車】JR東京駅から徒歩約5分または有楽町駅から徒歩約6分。東京メトロ二重橋前〈丸の内〉駅から徒歩約3分。都営地下鉄日比谷駅から徒歩約3分
■東京ステーションギャラリー
日本の中心駅から文化を発信する美術館
駅を単なる通過点ではなく、香り高い文化の場として提供したいという願いから1988年に誕生した美術館。2006年からの東京駅保存・復原工事に伴う休館を経て2012年に再スタートした。リニューアルした館内は、重要文化財にも指定されている東京駅舎の歴史を感じさせる煉瓦壁の2階展示室と現代的な白壁の3階展示室が特徴的で、さまざまなジャンルの展覧会を開催している。

見どころ
知られざる作家の発掘や見過ごされてきた美術の再検証を試みる「近代美術の再発見」、重要文化財の建物を意識した「鉄道・建築・デザイン」、常に変化し続ける表現の魅力を伝える「現代アートへの誘い」と、3つの柱を軸に多彩な企画展を開催。
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
交通アクセス:【電車】JR東京駅丸の内北口改札前(東京駅丸の内赤煉瓦駅舎内)
■JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク
東京駅徒歩1分の無料観覧できるミュージアム
JPタワー「KITTE」の2・3階をミュージアムスペースとして改装したインターメディアテク(IMT)では、大学の最先端科学の成果やユニークな創造を、学術標本や研究資料などの常設展示の世界観と融合させながら、随時公開する。また、オリジナルグッズの開発販売も行なっている。

見どころ
日本郵便と東京大学総合研究博物館の協働運営による博物館。東京大学の学術標本や研究資料などを常設展示。最先端科学の成果を展示する特別展やイベントも開催。
住所:東京都千代田区丸の内2-7-2
交通アクセス:【電車】JR東京駅から徒歩1分。東京メトロ東京駅地下道直結
■アーティゾン美術館
都会の中心で絢爛豪華な名画に対面
公益財団法人石橋財団が運営するアーティゾン美術館は、ブリヂストン美術館(1952年開館)を前身とし、2020年1月、同じ東京・京橋に新しい美術館として開館した。「ARTIZON」(アーティゾン)は、「ART」(アート)と「HORIZON」(ホライゾン:地平)を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平を感じてもらいたい、という意志が込められている。コンセプトは「創造の体感」。従来から評価の高い印象派や日本の近代洋画に加え、新たに戦後の抽象画や日本の近世美術も強化するなど、「石橋財団コレクション」の幅と厚みの拡大を行い、古代から現代にわたる展覧会を開催している。アーティゾン美術館は、23階建て高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の低層部に位置し、展示室は4-6階の3フロア、最新の照明や空調設備を伴い、美術の多彩な楽しみを提供している。

見どころ
人と作品に優しい置換式空調システムや、オリジナル開発の照明を備えた3フロアにわたる展示室、15メートルの継ぎ目のない高透過ガラスを採用した展示ケース室など、最新鋭の設備の環境で、快適に美術鑑賞ができる。また、自然石や真鍮などの素材を活かした内装や、実際に座ることのできるデザインチェアなど、建築デザインへのこだわりも見どころ。館内に併設するミュージアムカフェ(1階)、ミュージアムショップ(2階)のみの利用もでき、さまざまな楽しみ方ができる。
住所:東京都中央区京橋1-7-2
交通アクセス:【電車】JR東京駅八重洲中央口から徒歩約5分、または東京メトロ銀座線京橋駅から徒歩約5分、または東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線日本橋駅から徒歩約5分
■三井記念美術館
旧財閥三井家伝来の貴重な美術品を所蔵
日本・東洋の優れた美術品を収蔵する三井文庫別館が、三井家および三井グループに縁の深い日本橋に移転し、2005年に開館した。三井記念美術館の入る三井本館の建物は、昭和初期の日本を代表する洋風建築として、国の重要文化財に指定されている。常設展はなく、館蔵品展や他館から借用した作品を中心に展示する特別展を合わせて年5回開催。2022年4月に、照明・空調などの施設改修を行いリニューアルオープン。従来カフェだったスペースまでミュージアムショップを拡大し、企画展ごとにさまざまなグッズを取りそろえている。

見どころ
美術品は、三井家と親交のあった江戸時代の絵師・円山応挙が描いた「雪松図屏風」など国宝6点のほか、重要文化財75点、重要美術品4点を含む、約4000点を収蔵している。
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
交通アクセス:【電車】東京メトロ三越前駅A7出口から徒歩1分
気品あるレンガ建築や現代的な美術空間が点在する東京駅周辺。西洋と東洋、過去と現在が静かに調和するその佇まいは、まさに大人のための知的な散策エリア。美術館カフェで一息つきながら、東京という都市の奥深い文化のレイヤーをじっくり感じてみよう。
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