飛行機の着陸間際に息子が号泣!おむつをしているはずなのに…

わが家の長男は、夫の転勤先だったイギリス生まれ。イギリス在住中は家族に会いに、毎年日本へ帰省していました。
当時3歳の長男と私で、日本へ一時帰国したときのことです。イギリス・日本間のフライトは約13時間と長時間のため、私は毎回入念な準備を欠かしません。そのときも、仮眠を取ったりテレビを見たりと、長男は快適に過ごしていました。
しかし、日本の空港着陸まで30分となり、シートベルトサインが点灯してCAさんたちも着席した矢先、なんと長男が号泣し始めてしまったのです。
号泣の理由は「トイレ」……。長男は一時帰国の1カ月前にトイレトレーニングを完了し、普段は普通の下着をはいていました。しかしこの日、万が一に備えて着陸前だけおむつをはかせていたのです。
もうシートベルトサインが点灯していたため、私は「おむつにしたらいいよ」と長男に声をかけました。しかし、トイレトレーニングを終えたことを自負していた長男は、おむつで用を足すことを断固拒否。「トイレに行きたい!」と泣きわめく事態になってしまいました。
私は長男のプライドを傷つけたことに気づき「しまった!」と思いましたが、時すでに遅し。結局、長男は飛行機が着陸するまで泣きながらトイレを我慢し、シートベルトサインが消えるや否や、長男と私はキャビンアテンダントさんに許可を得てトイレへ駆け込んだのでした。
私は長時間フライトを無事に乗り切ろうと、「少し前までおむつだったし、最悪おむつに用を足してもらえばいいか」と安易な考えで長男におむつをはかせ、自尊心を軽く扱ってしまいました。結果、長男を号泣させ、他の乗客にも迷惑をかける事態に……。
この一件以降、自分の都合を優先して子どもたちの自尊心を傷つけぬよう、最大限に気をつけています。
著者:濱田よし/2014年イギリス生まれの長男、2018年日本生まれの長女と2021年アメリカ生まれの次女、夫の5人家族。夫の海外転勤による約10年の海外生活を経て日本に帰国。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。
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小さな子どもとの飛行機……泣いてしまうことのほかに、トイレも大きな問題です。同じくらいの子どもがいるパパやママも、同じように対策するのではないでしょうか。
しかしおむつを卒業した子どもにとっては、とても抵抗があること。今回の体験談で気付かされた人もいるはずです。事前に声掛けなどし、空の旅を楽しめるといいですね。
泣いても騒いでも、途中で降りられない飛行機は、小さな子どもを乗せるハードルがとても高いもの。しかし帰省で飛行機が避けられない人、子どもを連れていきたい旅行先がある人もいるでしょう。
席を立ちやすいシートを選んだり、飛行機の中で眠れるように時間を調整したり、できる限りの対策をして臨みたいですね。そして、それでも泣いてしまった子どもがいたら、少しやさしい目で見られる社会であってほしいと願います。
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

