夫の実家へ行くと、子どもたちはまさに「特別なお客様」状態。義両親は良かれと思って、次から次へと食べ物を勧めてくれます。
しかし、親としては手放しでは喜べません。まだ解禁していない甘いお菓子や子どもには塩分の多いもの、アレルギーが心配な食材も多く、滞在中は片時も目が離せないのです。
夫が黙って笑っていたワケ
義実家滞在中は、いつ「食べさせたくないもの」が差し出されるかわからない緊張感でいっぱいです。とはいえ、嫁の立場からは角を立てて断ることも難しく、私はとにかく片時も目を離さないよう必死でした。
それなのに、夫はそんな私の様子を横で見ながら、のんきに笑っているだけ。ついに耐えきれなくなった私は、夫を呼び出し「説教」することに決めたのです。
「(これはまだあげられないって)誰が言えると思う?」
そのひと言で、夫はやっと事の重大さに気づいたようです。「言わないと伝わらないのか……」と正直がっかりもしましたが、それ以来、夫が先回りして義両親へ伝えてくれるようになりました。
今思えば、私ひとりで抱え込んでイライラする前に、もっと早く夫を頼ればよかったのかもしれません。自分だけで頑張りすぎる前に、まずは一番の「味方」を育てることから始めるべきだったなと感じています。
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アレルギーの有無が確認できていない状況で、周囲の大人による自己判断で食べ物を与えることは危険を伴います。
子どもの食物アレルギーは、じんましんや嘔吐などの症状にとどまらず、まれに呼吸困難や意識障害などを起こすアナフィラキシーにつながることがあります。これは迅速な対応が必要な状態であり、場合によっては命に関わることもあるのです。
大切な子どもの安全を守るために、次の点を意識しておきましょう。
▶︎「命に関わる可能性があること」をきちんと共有する
「まだ食べさせないほうがいいみたいで……」という曖昧な伝え方では、重要性が十分に伝わらないことがあります。食物アレルギーは重い症状につながる可能性があることを、落ち着いて具体的に伝えることが大切です。
角が立つことを心配する場合には、「医師から、自己判断で食べ物を与えないように言われている」と、専門職の指示として説明する方法もあります。
▶︎夫婦で対応の方針を一致させる
アレルギーの危険性についてパートナーとも十分に共有し、「アレルギーの有無が確認ができるまでは、家族以外は食べ物を与えない」など、家庭内で明確なルールを決めておきましょう。
どちらか一人だけが気をつけるのではなく、夫婦で同じ認識を持つことで、祖父母など周囲の家族にも真剣さが伝わりやすくなります。
悲しい事故を防ぐためには、「念のため」ではなく「安全のための約束」として、家族全員が共通理解を持つことが大切です。子どもの安全を守る行動は、遠慮よりも優先されるべき大切な配慮なのです。
このお話は、ベビーカレンダー公式インフルエンサー「ベビカレメイト」のママと実施した座談会でお話しいただいた体験談です。
※AI生成画像を使用しています
監修者:管理栄養士 相模女子大学 栄養科学部 教授 堤ちはる

