水晶体が白く濁る原因は主に加齢ですが、紫外線の影響も大きいとされています。紫外線を浴びることで水晶体が酸化し、白内障が進行するため、日差しが強い地域ほど発症率が高くなります。予防としては、サングラスを使用することが効果的なのだそうです。白内障の予防について安藤先生にお聞きしました。
編集部
水晶体が白く濁るのはどうしてなのでしょう?
安藤先生
主に加齢ですが紫外線の影響も考えられています。水晶体は紫外線を浴びると酸化して、白く濁ってしまうのです。したがって、住んでいる地域や生活環境との関連性が報告されています。日差しを浴びやすい環境ほど、白内障の発症率が顕著ということです。
編集部
日差しが原因だとすると、サングラスは予防に有効でしょうか?
安藤先生
有効です。ほか、食生活で抗酸化物質をとることも推奨されています。ビタミンCやアントシアニンの含まれている食物がいいですね。
編集部
予防に有効な食べ物を具体的に教えてください。
安藤先生
ビタミンCは野菜や果物に多く含まれています。アントシアニンが多いのは、端的に言うと「紫色の食べ物」です。ベリー系各種、アズキ、紫イモなどでしょうか。ほか、サプリメントでも摂取することができます。
編集部
誰でも発症するとなると、予防が重要な意味を帯びてきそうですね。
安藤先生
そうですね。夏の日焼けなどは避けたほうがいいでしょう。他方で、避けられないという性質もあります。サングラスや食べ物などでも、完全に防げるわけではありません。

監修医師:
安藤 靖恭(安藤眼科クリニック)
慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部眼科入局、同眼科専任講師、北里研究所病院眼科部長などを経た2017年、東京都練馬区に「安藤眼科クリニック」開院。慶應義塾大学病院やその関連病院で体得した診療・研究内容を、地域医療に生かしている。医学博士、日本眼科学会認定眼科専門医。日本眼科手術学会、日本眼炎症学会、日本緑内障学会の各学会所属。
※この記事はメディカルドックにて【白内障の進行に気付けるサインはありますか?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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