【国際女性デー】美しき女性を描いた世界の名画10選

女性の名画③『真珠の耳飾りの少女』(ヨハネス・フェルメール)

ヨハネス・フェルメール『真珠の耳飾りの少女』, Public domain, via Wikimedia Commons.

オランダ人画家ヨハネス・フェルメール(1632-1675)の描いた『真珠の耳飾りの少女』。
こちらをじっと見つめる透き通った瞳が印象的で、美しさを永遠に閉じ込めたような魅力を放っています。

この作品で、フェルメールは「スフマート」という技法を使用しています。光と影が混じりあう“ぼかし”要素を加えることで、輪郭がやわらぎ、鑑賞者に神秘的な印象を与えるのです。
この手法はダ・ヴィンチによる『モナ・リザ』にも使われており、『真珠の耳飾りの少女』は「北のモナ・リザ」という別名を持っています。

『真珠の耳飾りの少女』のモデルについては、2つの説が囁かれています。まずは、実在した女性を描いたという説、そして、理想化された想像上の女性を描いたという説です。

その他にも、なぜ黒一色の背景が残ったのか、不自然なまでに真珠を大きく描いた理由など、いくつもの謎が残されています。
そのようなミステリアスな要素も、この作品が多くの人々に愛される理由のひとつかもしれません。

真珠の耳飾りの少女(フェルメール)の特徴は?見どころをわかりやすく解説

フェルメール不朽の名作『真珠の耳飾りの少女』は、世界もっとも有名な西洋画の1つです。特徴的な青いターバンを巻いていることから、『青いターバンの女』と呼ばれることもあります。 『真珠の耳飾りの少女』は…

女性の名画④ 『夢想』(アルフォンス・ミュシャ)

アルフォンス・ミュシャ『夢想』, Public domain, via Wikimedia Commons.

19世紀から20世紀初頭にかけて花開いた文化、アール・ヌーヴォー。その代表的な画家として知られているのが、現在のチェコ共和国出身のアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)です。

その代表作とも言える『夢想』は、現在も世界中で人気の高いカラーリトグラフ(石版画)です。

膝に大きな画帳を開いた少女が正面を見つめ、夢見るような表情を浮かべています。彼女が身にまとっているのは、ミュシャの祖国の文化を思わせるデザインです。

背景には美しい花模様が細かく描かれており、曲線を中心とした華やかな装飾が、典型的な“ミュシャ様式”を生み出しています。

ミュシャの描く女性の魅力は、柔らかなボディラインに流れるような髪、優しげだけれど強い意志を持つ瞳です。理想的で完璧な姿でありながら、生き生きと血の通った表情を持っているのが、独特の美を作り上げています。

彼の生み出した女性たちは、雑誌『明星』や与謝野晶子の歌集『みだれ髪』などを通じて、当時の日本にも大きな影響を及ぼしました。

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