アカシアポリフェノールの健康効果

アカシアポリフェノールには、企業の研究や機能性表示食品の届出情報などから、次のような健康効果が示唆されています。
強い抗酸化作用
アカシア樹皮由来プロアントシアニジンは、カテキンなど他のポリフェノールよりも強い抗酸化力を持つと報告されています。活性酸素を無毒化し、老化や病気の原因となる酸化ストレスを抑える働きが期待されています。
内臓脂肪の減少
アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを含む機能性表示食品には「肥満気味な方のお腹の内臓脂肪を減らす機能があります。」と表示されているものがあります。
脂質分解酵素の働きを阻害して脂質吸収を抑えるほか、肝臓での脂質分解促進や合成抑制により、内臓脂肪を減らす可能性が示されています。
食後血糖値の上昇抑制
アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを含む機能性表示食品には「血糖値が高め、あるいは血糖値が高くなりやすい方の糖の吸収を抑える機能があり、食後血糖値の上昇を穏やかにする機能があります。」と表示されているものがあります。
糖質分解酵素の阻害や、小腸での糖吸収を抑える作用により、食後血糖値の急上昇を穏やかにする機能が報告されています。
空腹時血糖値の改善
アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを含む機能性表示食品の中には、「空腹時血糖値が高めの方の高めの血糖値(空腹時血糖値)を下げる機能があります。」と表示されているものがあります。
その作用機序としては、糖の吸収抑制やインスリンの働きを助けることによる血糖コントロールの改善が考えられており、空腹時血糖値を穏やかに低下させる可能性が示唆されています。
血圧の低下
アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを含む機能性表示食品には「収縮期血圧が高めの方の高めの血圧(収縮期血圧)を下げる機能があります。」と表示されているものがあります。
血圧上昇に関わる酵素の阻害や、一酸化窒素産生の促進による血管拡張作用が報告されています。
アカシアポリフェノールが多い食品

アカシアの樹皮
アカシアポリフェノールであるプロアントシアニジンという成分は、アカシアの樹皮には、100gあたり約500mg含まれるとされています。ただし、樹皮に存在することから、そのまま食品として摂取することは出来ず、樹皮から抽出されたプロアントシアニジンがいわゆる健康食品などのサプリメントとして扱われています。
ちなみに、アカシアはちみつにもポリフェノールは含まれますが、はちみつは花由来であるため、プロアントシアニジンとは違う種類になります。
赤ワイン
プロアントシアニジンは、ぶどうの果皮や種子に含まれるポリフェノールの一種で、赤ワインにも含まれています。含有量は100gあたり約35~60mgとされており、一般的な食品の中では一定量を摂取できます。ただし、アカシア樹皮由来プロアントシアニジンを高濃度に含む抽出物と比較すると、含有量は少なく、効率的な摂取には限界があります。
ブルーベリー
ブルーベリーの果皮や種子にもプロアントシアニジンが含まれており、その含有量は100gあたり約20~50mgと報告されています。果物として自然に摂取できる点が特徴ですが、アカシア樹皮由来の抽出物と比べると含有量は少なく、アカシアポリフェノールを目的とした摂取源としては補助的な位置づけになります。

