
日本人にもよく知られているポンペイと並んで、1997年にユネスコの世界遺産に登録されたのがエルコラーノです。
ポンペイが商業で栄えた活気ある庶民の町であったのに対し、エルコラーノは貴族たちの別荘地でした。
そのため、残っているフレスコ画やモザイク画も高雅な趣があります。
ヴェスビオ火山の噴火による被害の様相も異なります。
ポンペイは火山灰の重さで2階以上の部分がつぶれてしまっているのに対し、エルコラーノは一瞬にして火砕流に飲まれたため、高い天井部分まで残っています。
観光客が多いポンペイよりも静かなエルコラーノは、まだまだ発掘が進行中。
とくに、当時の巻物が多数発見されたパピルス荘はエルコラーノの目玉であり、最新のレーザー技術で解読する研究も進んでいるそうです。
イタリアでは、高校の修学旅行先の定番になっています。
パピルス荘は、かの有名なユリウス・カエサルの舅の持ち主だったという説が有力になっていて、古代ローマ好きにはポンペイ以上に魅力が詰まっていると言えます。


