閉経後の子宮筋腫で受診をした方がよいサインとセルフチェック

閉経後の子宮筋腫ですぐに受診した方がよい症状や兆候はありますか?
閉経後に以下のような症状がある場合は、早めに婦人科を受診してください。一番重要なのは不正性器出血です。閉経後は本来、性器出血がないはずなので、少量であっても出血があれば早めに受診してください。子宮体がんの約90%は不正性器出血の症状で発見されます。下腹部のしこりや膨満感の増強、今までなかった腹痛や腰痛の出現や悪化、排尿や排便の異常の悪化も受診のサインです。体重減少、食欲不振、全身倦怠感などの全身症状は、悪性腫瘍の可能性を示すことがあります。
これらの症状は必ずしも悪性腫瘍を意味するわけではありませんが、早めに検査を受けて原因を確認しましょう。
参照:『子宮体がん治療ガイドライン2023年版』(日本婦人科腫瘍学会)
閉経後の子宮筋腫の状態や自覚症状のセルフチェック方法を教えてください
日常生活のなかで出血の有無に注意しましょう。トイレの際にティッシュに血が付かないか、下着に血やおりものの変化がないかを日頃から意識しましょう。おりものの量、色、においの変化にも注目してください。
また体重の変化も記録しておくと、受診時に役立ちます。セルフチェックで気になることがあれば、次の定期検診を待たずに受診してください。
編集部まとめ

子宮筋腫は閉経後、多くの場合自然に縮小し、症状も軽減していきます。閉経前に過多月経や月経痛に悩まされていた方は、閉経により症状から解放されます。
しかし、閉経後も油断は禁物です。すべての筋腫が縮小するわけではなく、まれに大きくなることもあります。閉経後に筋腫が増大する場合は悪性腫瘍の可能性を考慮する必要があるため、定期的な経過観察を続けることが大切です。
特に、閉経後の不正性器出血は重要なサインです。少量であっても、閉経したのに出血がある場合は婦人科を受診しましょう。
参考文献
『Key Statistics for Uterine Sarcoma』(American cancer society)
『子宮体がん治療ガイドライン2023年版』(日本婦人科腫瘍学会)

