【入園祝いに! 】何年経っても捨てられない。読み聞かせも1人読みにもいい「100%ORANGEの絵本」3選

【入園祝いに! 】何年経っても捨てられない。読み聞かせも1人読みにもいい「100%ORANGEの絵本」3選

卒入園の季節がやってきました! 我が家の娘はこの春小学校を卒業するとあって、絵本の棚を整理しているのですが、その中でも本人がお気に入りで長く幾度となく読んだ絵本はなかなか譲りにくく、遅々として片づけは進みません……。そんなお気に入りのなかでも、筆者たち親も愛読して、オススメしたい3冊をご紹介します。今回取り上げるのはイラストレーターの男女ユニットとして活躍している100%ORANGEさんの作品です。新潮文庫のYonda?のパンダのイラスト、ご存知の方も多いですよね。あのイラストは00%ORANGEさんの手によるもの。イラストレーターだけではなく、絵本も多作で幼児が最初に手に取るような、丸や三角の絵柄だけで構成されているような作品から、ぐっと大きな子どもが楽しめるものまで多くの作品を発表されています。お話もユーモラスで愛らしく、洒落た色づかいや絵柄で大人も楽しめますよ!

『ブタベイカリー』/文渓堂

『ブタベイカリー』/作_角野英子、絵_100%ORANGE/文渓堂

移動パン屋さんのブタベイカリーのお話です。ブタさんは毎日違う場所にパンを売りに行くので、その場所に合ったパンを焼いていきます。商店の多い街の真ん中に行く日は、花屋のおばさん用にチューリップパンを、やおやのおじさん向けにだいこんパンを。グランドの近くに売りに行く日は、サッカーやバドミントン、テニスなど各種競技をしている人向けにそれぞれの競技に合った形のボールパンを、というように。販売ポイントに到着すると、ブタさんが「ぶーぶーぶー」とブタハナラッパを鳴らすのですが、ここでちょっとアクセントをつけた読み方をしてあげると、子どもが大喜び。いつの間にかこのくだりでは一緒に「ぶーぶーぶー」と読むようになって楽しかったです。






この世の中にはたくさんの職業があること、いろいろなスポーツをする人がいること。そして、人間以外にも生き物たちが同じように存在し、生活していることがいきいきと描かれています。子どもにとって身近なパンを題材に、どんどん世界が広がっていき、自然と自分以外の多くの人や生き物に目が向くようになる展開が読むたびに素晴らしいなと思います。






この作品のみ、文は『魔女の宅急便』や『小さなおばけシリーズ』で知られる角野英子さん。角野さんらしい優しい世界観が堪能できる1冊です。文章量は年中~年長さんで1人で読めるかなというくらい、ボリュームがあります。メリハリのあるリズミカルな絵柄が可愛く、まだ文字の読めない子なら、一緒にいろいろな形のパンを眺めているだけでも楽しめるはず!

見開きの文章量はこれくらい。年長さんで1人でスラスラ読めるようになるかな、といった感じ。鉛筆タッチの柔らかな線が特徴的です。

『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』/岩崎書店

『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』/作・絵_及川賢治 竹内繭子/岩崎書店

よしおくんが食卓で牛乳をこぼした結果、牛乳の海に冒険に出かけることになってしまうという壮大なストーリーです。『わたしのワンピース』という作品ご存知の方も多いと思いますが、あの壮大なファンタジーのように、こちらの作品も展開していきます。食べこぼしが多く、普段注意されている子どもなら誰もがドキッとして、冒頭から心をつかまれるはず。うちの娘はとてもよく飲みものを倒してこぼしていたので、よしおくんになりきっていました。かなりハラハラして、ストーリーに没頭したのをよく覚えています。文字量もぐっと少ないので、早い子であれば年中さんくらいから1人で読み通すことができるかなと思います。




『ブタベイカリー』とは一転、色数少なめ、鮮やかな色で、ベタ塗りしてあるのでかなりポップな雰囲気です。ドラマティックなドキドキの展開なのですが、この明るさでシリアスにならず楽しめます。色彩感覚って、普段よく見ているものから養われると聞いていたので、特に娘が幼いころは筆者が素敵だなとかおしゃれだなと思う配色の絵本を選んでいました。こちらもそんな1冊です。

チョコレートパンとぎゅうにゅうが朝ご飯っていうのも、今の子どもの生活に近く親近感がわくのではないでしょうか。各ページの文章量も少な目で読みやすいですよ。

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