「生き甲斐なんだ」コーチを続けたがる夫
この不倫の件は、サッカークラブ中の噂になった。不倫相手が「コーチからの押しが強くて」と言いふらしたせいか、武に向けられる視線の方が厳しい。実際、武は母親に馴れ馴れしい態度をしていたし、母親たちも「あのコーチならやりかねない」と見なし、コーチ解任の要求が出る。意見が通った結果、武はコーチをやめた。
そして、この噂はクラブ内に留まらず、学校の保護者にまで広がり始める。子どもたちの耳に入るのも時間の問題だった。悩んだ末、他地域への引っ越しと転校を決断。それなのに武は懲りずに、他チームでコーチを続けたいと言う。
武「サッカーは生き甲斐なんだよ。ユウタが新しいチームに慣れるためにも必要だと思うし」
真奈美「…もう絶対に不倫はやめて。真面目にコーチだけするならいいよ」
武「もちろん!」
彼に「もう2度と浮気をしない」と誓約書を書かせ、コーチ継続を許可した。武からサッカーを取れば、確かに何も残らないだろう。
こうして、新しい土地で再スタートを切った私たち家族。子どもには引っ越し理由を「仕事都合」と伝えた。何も知らない彼らの笑顔だけが、心の支えだった。
あとがき:不倫の代償は、妻や子どもにも影響した
引っ越しと子どもの転校を選んだ真奈美の背景にあったのは「夫の不倫によって居づらくなったから」という、何とも複雑な事情がありました。被害者なのに加害者のような立場となり、サレ妻としてはつらいところです。再構築を選んだ手前、彼女の踏ん張り時でもあります。しかし、肝心の夫の武は本当に「信じるに値する男」なのでしょうか…?次回、武のとんでもない本性が明らかになります。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

