
家を建てる際に気になるのが「近所にどんな人が住んでいるのか」ということ。
実際に暮らし始めないと分からない部分も多く、ご近所づきあいに悩む人も少なくありません。
人気コミックエッセイの「家を建てたら自治会がヤバすぎた」では、引っ越し早々、突然訪ねてきた近所の人から半ば強引に自治会加入を迫られ、思わぬトラブルに巻き込まれていく様子が描かれています。「断ったら何かされるかも……」という不安から入会したものの、待っていたのは想像以上に濃い人間関係と、逃げ場のない空気でした。
今回は、既婚女性(20代〜60代以上の方)92名の方にアンケートを実施し、「お住まいの地域の自治会」について調査。「子どもの帰宅を見守ってもらえる」「親子で参加できるイベントがあって楽しい」といった声がある一方で、「持ち回りの係が負担」「集会や清掃で貴重な休みが削られる」といった悩みも。マンガのエピソードとアンケート結果をもとに、自治会のリアルな実情を見ていきましょう。
引っ越し早々、自治会トラブルに巻き込まれて…
コミックエッセイ「家を建てたら自治会がヤバすぎた」では、新居に引っ越して間もない新庄アキラさん夫妻が、自治会との関わりに戸惑っていく様子が描かれています。
新居に越して間もないある日、突然訪ねてきた近所の男性から「自治会費5000円な!」と、説明もないまま加入を迫られた新庄夫妻。その場の空気や相手の強い態度に、「ここで断ったら後が怖いかも……」と感じ、しぶしぶ入会。

その後自治会の懇親会への参加を求められますが、開催は夜。小さな子どもがいる家庭にとって、夜の集まりは正直ハードです。それでも断りきれず参加したところ、場の雰囲気は思わぬ方向へと進んでいきます。
懇親会の席では、夫婦関係に踏み込むようなセクハラ発言が飛び出します。さらに、「米と酒を持ってきていないとはどういうことだ」「懇親会は先輩をもてなす場だ」と責められる展開に。初対面に近い人たちの中で、一方的な価値観や暗黙のルールを押しつけられ、場の空気は次第に重苦しいものになっていきました。
あまりにも理不尽な言い分が続いたため、著者の新庄アキラさんは思わず「事前に言ってもらえれば、こちらも準備できました」と伝えます。

しかしこの一言がきっかけとなり、後日回覧板には「目上の人の意見やルールには従ってください。身に覚えのある方はご注意ください」という注意書きが掲載されることに。はっきりと名前は出ていないものの、周囲の視線や空気から、自分たちに向けられたものだと感じてしまいます。
この一連の出来事を振り返り、著者の新庄アキラさんは「入っても地獄、入らなくても地獄」と語っています。
自治会という地域コミュニティが、安心できる存在になるか、負担に感じるものになるかは、環境や人間関係によって大きく左右されることが伝わってきます。
自治会に加入している?実際の雰囲気はどう?
マンガでは、田舎に引っ越してきた筆者夫婦が自治会に加入して、さまざまな問題に直面する様子が描かれています。自治会への加入について、皆さんどうしているのでしょうか。今回は、20代~60代以上の女性92名を対象にアンケートを行いました。自治会に加入しているかどうか、という質問への回答は以下のようになりました。

Q、自治会・町内会に加入していますか?
・加入している(積極的に参加している)・・・・ 9%
・加入している(必要最低限の参加)・・・・・・ 47%
・加入していない(加入の予定がある)・・・・・ 2%
・加入していない(加入する予定はない)・・・・ 29%
・自治会・町内会が存在しない / わからない・・・29%
最低限に参加する範囲で、自治会に加入している人が多いようです。
また、参加する自治会の雰囲気を聞いたところ、次のような結果となりました。(複数回答可)
・必要なときだけ集まる適度な関係・・・・40.5%
・年配の方が多く若い世代が少ない・・・・35.7%
・よくわからない/参加していない・・・・11.9%
・活発で交流が多い・・・・・・・・・・・4.8%
・正直、雰囲気はあまりよくない・・・・・4.8%
・参加が強制的で窮屈・・・・・・・・・・2.4%
多くの自治会で、必要なときだけ集まる適度の距離感だと分かります。ただ、「正直、雰囲気はあまりよくない」「参加が強制的で窮屈」といった回答もあり、自治会の活動に前向きな人ばかりではないこともうかがえます。

