映画ライター・ムービージャーナリストのよしひろまさみちさんが、今月もマストな映画ニュースをモリモリお届けしますよ〜。
アカデミー賞レース期間に入りますよ〜
『ワン・バトル・アフター・アナザー』10月3日（金）より全国ロードショー
文化の秋は、来年のアカデミー賞に関わる作品のお披露目ラッシュ。日本代表の『国宝』も人気が持続しているだけに、他の作品も早めに予習しておきたいところ。直近でもおそらく何かしらで候補入りしそうな作品が公開されます。それが『ワン・バトル・アフター・アナザー』。レオナルド・ディカプリオ＆ショーン・ペン主演、アカデミー賞候補入り11回という名匠ポール・トーマス・アンダーソン監督作です。この組み合わせだとなんか重そう……と思うでしょ？ ノンノン、なんとこれめちゃくちゃ娯楽作。
冴えない男が命を狙われた娘のために戦いながらなんとか逃げようとするも、どんどこ追い詰められて逃げ場なし、という物語です。強烈なのはショーン・ペンとベニチオ・デル・トロ。ショーン・ペンが演じているのは追っ手のボスで、強いだけでなくてめちゃ粘着質キャラ。ベニチオはなぜか「センセイ」。役が日本語なのは理由あります。が、それはご覧になってからのお楽しみ。
story_かつて革命家として名を馳せたボブ（L・ディカプリオ）は、ひとり娘が何者かに狙われていることを知る。彼は娘を守るために刺客を倒していくが、軍人のロックジョー（S・ペン）が執拗に彼らを追い詰める。
監督：ポール・トーマス・アンダーソン／出演：レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、レジーナ・ホール、テヤナ・テイラー ほか／配給：ワーナー・ブラザース映画／公開：10月3日より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
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text：MASAMICHI YOSHIHIRO
otona MUSE 2025年11月号より
