頭部外傷に伴う後遺障害等級
交通事故などで後遺症が残った場合、その程度に応じて後遺障害等級が認定されます。
遷延性意識障害(寝たきり):常時介護が必要な場合、第1~2級に該当し得ます。
半身麻痺:麻痺の程度や自立度によりますが、重度の場合は4級以上、片麻痺であれば5~6級以上となる可能性があります。
高次脳機能障害:就労能力への影響が大きく、重度なら3~4級、軽度でも5級以上などの認定を受ける場合があります。
視力・視野障害:両目の半分が見えなくなる半盲は9級相当ですが、視力低下の程度により等級が上がることがあります。
外傷性てんかん:発作の頻度や抑制状況により、5級から12級の間で認定される可能性があります。
外傷性くも膜下出血の後遺症を軽減するリハビリ
リハビリテーション科や脳神経外科の指導のもと、理学療法(PT)、作業療法(OT)、言語聴覚療法(ST)を組み合わせて行います。
リハビリの期間とサポート
回復期リハビリテーション病棟では最大150~180日程度の集中訓練が可能です。社会復帰までは数か月から年単位を要することもあります。家族は、本人の「以前との違い」を否定せず、障害を受け入れながら小さな回復を共に喜ぶサポートが求められます。
「外傷性くも膜下出血の後遺症」についてよくある質問
ここまで外傷性くも膜下出血の後遺症を紹介しました。ここでは「外傷性くも膜下出血の後遺症」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
外傷性くも膜下出血の再発率はどれくらいでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
外傷性くも膜下出血は強い衝撃によって生じるため、脳動脈瘤破裂のような「自然な再発」は考えにくいです。ただし、転倒しやすい環境やスポーツ、体質などが変わらなければ、再び頭部を打撲して同じ病気やさらに重篤な脳損傷を起こす危険性は常にあります。
まとめ
外傷性くも膜下出血は頭部外傷によって生じ、合併する脳損傷の程度によっては多彩で重篤な後遺症を残す危険性があります。交通事故やスポーツだけでなく、高齢者の転倒による打撲も軽視できません。頭を強く打った場合は、症状が軽く見えても速やかに医療機関(救急科や脳神経外科)を受診するようにしましょう。
「外傷性くも膜下出血」と関連する病気
「外傷性くも膜下出血」から医師が考えられる病気は12個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
脳神経系の病気
びまん性軸索損傷
脳挫傷急性硬膜下血腫
急性硬膜外血腫脳ヘルニア
脳震盪
頭蓋骨骨折
外傷性てんかん
慢性硬膜下血腫
外傷性脳動脈瘤
外傷性血管解離
脳血管攣縮
頭部外傷に伴うこれらの病気は、単独ではなく複数併発することで重症化しやすくなります。
「外傷性くも膜下出血」と関連する症状
「外傷性くも膜下出血」から医師が考えられる症状は9個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
頭部外傷のサイン
頭痛嘔気
めまい痙攣
意識障害
運動麻痺
感覚障害
呂律困難
高次脳機能障害
頭のケガの後にこれらの症状が一つでも出現した場合は、直ちに専門医の診察を受けてください。
参考文献
日本脳神経外傷学会:頭部外傷治療・管理のガイドライン第4版
厚生労働省ホームページ
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