元「男の娘女優」大島薫さんがAVメーカーと和解 主演作品の回収・破棄へ

元「男の娘女優」大島薫さんがAVメーカーと和解 主演作品の回収・破棄へ

「男の娘AV女優」として一世を風靡し、現在は作家・タレントとして活動する大島薫さんが、引退後も出演作品の販売・配信が継続されたとして、都内のAV制作会社を相手取り損害賠償などを求めた訴訟は、東京地裁で和解が成立した。和解は2月24日付。

双方が合意した公表内容によると、AV出演被害防止・救済法(いわゆるAV新法)の趣旨に則った解決となった。大島さんの出演作品について、今後は製造・販売・譲渡をおこなわないことに加えて、すでに流通している商品の回収・破棄も盛り込まれたという。解決金の額は非公表としている。

大島さんは2月26日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見し、「自分の権利を取り戻したような裁判だった」と振り返った。

●AV人権倫理機構の「5年ルール」で販売停止を申請したが…

訴状などによると、大島さんは2014年1月にデビューし、2015年5月に引退した。

その後、AV人権倫理機構が「発売から5年経過した作品は申請があれば販売停止する」とのルールを設けた。大島さんは、この枠組みに基づき販売停止を申請したが、制作会社は応じなかったという。

その後も販売や配信が継続されたことから、大島さんは2023年11月、東京地裁に提訴した。

●違法アップロードにも対応できるように

今回の和解では、制作会社側が今後、大島さんの出演作品を製造、販売、輸出、宣伝しないこと、さらにこれらの権利を第三者に譲渡しないことも確認された。

著作権自体は会社側に残るものの、大島さんには無償で「通常実施権」が付与された。これによって、大島さん自身が、違法アップロードに対して削除要請をおこなうなどの対応がとりやすくなった。

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