●「利益は落ちる。それでも入店禁止にしたくない」
店主は、子どもが迷惑をかけるのは仕方がないと強調しつつ、「親が注意するなり、制御するなりしなければ、店に入る資格がない」と話す。
投稿には、店に同情する声がほとんどだったが、「飲食店なら受け入れるべき」とか「いやなら飲食店をやめろ」といった批判もあったという。
なかには「子連れを敵視している」という意見もあったが、店は13年前の開店以来、ベビーカーでも受け入れてきた。
しかし、ラーメン店のような業態では、子連れを受け入れるほど、利益が落ちていく側面があることはもっと理解されてもよい。
「中学生以上には1人1杯注文してもらっています。小さな子どもは1杯のラーメンを食べ切れないので、大人とシェアすることになり、利益がなくなります。食べるのが遅いので、滞在時間も長くなります。
この少子化のなかで、子どもを大事にしたいという思いもあります。自分に子どもがいるので、利益が落ちても入店禁止にはしたくない。そう思っている店がほとんどです。
ただ、うちの場合は13席あって、大人であれば13杯の利益が出るところ、子どもが1席使えば、店の利益はその分なくなることだけは理解してほしいのです」
同業店のなかには、同様の状況に追い込まれ、「小学生以下入店禁止」にした店も少なくないという。
●口コミを気にして「注意できない」現実
店主は「飲食店は本当に立場が弱い」と漏らす。
今回の投稿後、Googleマップの口コミは約20件増えた。応援のコメントもあったが、発信翌日に「星1」評価を連続で6件付けられたそうだ。
「マナーの悪さを注意する。発信する。すると嫌がらせや報復的な評価が付く。その一連の流れをどこかで止めたいんです。
「口コミやSNSの評判を気にして、飲食店の多くが、何か問題が起きても、注意できなくなっていると感じます。マナーの悪い人が放置され、良識のあるお客さんにも影響が出ている。そんな悪循環が起きているのではないでしょうか」

