新しい変化を歓迎する
台東区の銭湯カルチャー

現在、湯が力を入れているのはSNSによる情報発信。Xでは、日々意識していることを言葉に乗せて発し、Instagramでは、利用者の写真とともに「今、あなたを熱中させるもの」を尋ねる“沸かすシリーズ”を投稿。特に、銭湯に新しさを感じる世代に向けて密なコミュニケーションを図っているとか。
「僕たちが最終的にめざすのは銭湯を増やすこと。銭湯としてお湯を沸かすことや清潔感を維持することは基本ですが、それ以上に、次世代へ“銭湯そのものを知ってもらう姿勢”を見せる努力が必要だと感じています。写真や映像を積極的に活用することで、曙湯に足を運んだ先にある景色や感じ方をイメージしてもらえたら。今年の1月末にはビールメーカーとコラボしたランニングイベントを開催しました。今後は、藤の花の見頃に合わせたイベントや、若手アーティストの作品展示にも注力したいです」
進化するのは曙湯だけに限りません。台東区は、早くからリニューアルを行いファンを沸かしてきた人気銭湯が集まるエリア。「台東区は、新しい風に対する懐が深いですよね。“銭湯らしさ”を大切にしながら新たな取り組みや挑戦を積極的に行う銭湯も多く、街や人の暮らしに銭湯が溶け込んでいるのも魅力的です」
広い湯船に浸かることだけでなく、その街が纏う独自の空気感を感じ取れることも銭湯の魅力だと語る大澤さん。「まず「浅草と言えば曙湯」と連想される銭湯にすることが目標です。建築を学んできたこともあり、将来的には、銭湯をはじめとする歴史的な建物に価値を見出すことで、日本ならではの景色を守る活動ができたら」
近々新たなスペースが誕生する予定もあるという曙湯。この先、どんな未来を見せてくれるのか楽しみです。
曙湯
あけぼのゆ
TEL.03-6631-5999
住所/東京都台東区浅草4-17-1
営業時間/6:00~9:00、11:00~翌1:00、土・日・祝6:00~翌1:00
定休日/第2火
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