「目の疲れ」の対処法は温めるだけじゃない?疲れに潜む病気のサインも医師が解説!

「目の疲れ」の対処法は温めるだけじゃない?疲れに潜む病気のサインも医師が解説!

「目の疲れ」の正しい対処法は?

目の疲れや眼精疲労を感じたとき、とりあえず目薬をさしたり、マッサージしたりするといった対処を行う方も多いでしょう。しかし、対処法を誤ると十分な効果が得られないだけでなく、症状を悪化させてしまうこともあります。ここでは、目の疲れに対してよく行われる対処法について、それぞれの考え方や注意点を解説します。

目の疲れには温めるのと冷やすのどちらが効果的?

目の疲れに対しては、症状の原因によって温めるか冷やすかを使い分けることが大切です。長時間の作業で目の奥が重い、肩こりを伴うといった場合には、蒸しタオルなどで目元を温めることで血流が促され、筋肉の緊張が和らぐことがあります。一方、充血や熱感、かゆみを伴う場合には、冷やすことで炎症が落ち着き、不快感が軽減することがあります。

目の疲れに市販の目薬は効果がある?

市販の目薬は、目の乾燥や軽い疲れを和らげる目的で使用する分には効果が期待できます。特に、防腐剤の少ない人工涙液タイプは、目の表面を潤すことで不快感が軽減する助けになります。ただし、血管収縮成分を含む目薬を長期間使用すると、かえって充血や刺激が悪化することがあります。目の疲れが続く場合や、痛み・見えにくさを伴う場合には、市販薬に頼り続けず、眼科で原因を確認することが重要です。

疲れ目・眼精疲労が気になるときに効くマッサージやツボ押しはある?

目の周囲や首・肩の軽いマッサージは、目の疲れに伴う筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。こめかみや眉の周囲をやさしくほぐしたり、首や肩を動かしたりすることで血流が改善し、目の重さが軽く感じられることもあります。ただし、目を直接強く押したり、痛みを感じるほど刺激を加えたりするのは避けましょう。マッサージはあくまで補助的な対処法であり、症状が続く場合は根本的な原因への対応が必要です。

他に目の疲れに効果がある対処法は?

目の疲れを軽減するためには、日常生活の見直しも欠かせません。作業中は定期的に休憩を取り、遠くを見る時間を設けることで目の緊張を和らげることができます。また、画面の明るさや文字サイズを調整し、正しい姿勢を保つことも重要です。十分な睡眠をとり、目を休ませることも基本的な対処法のひとつです。

「目の疲れ」症状についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「目の疲れ」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

目の疲れにはどのような対処法がありますか?

栗原 大智 医師

目の疲れを感じたときは、まず目を休ませることが基本です。長時間の作業を続けている場合は、こまめに休憩を取り、遠くを見る、目を閉じるなどして目の緊張を和らげましょう。画面の明るさや姿勢を調整することも大切です。乾燥感がある場合には、人工涙液タイプの点眼薬を使用することで症状が和らぐことがあります。ただし、症状が続く場合や痛み、見えにくさを伴う場合には、眼科で原因を確認することが重要です。

目が疲れてくるとどのような症状が現れますか?

栗原 大智 医師

目の疲れでは、「目が重い」「しょぼしょぼする」「ピントが合いにくい」「かすんで見える」といった症状がよくみられます。進行すると、目の奥の痛みや頭痛、肩こり、集中力の低下など、目以外の不調を伴うこともあります。休憩や睡眠で一時的に改善することもありますが、慢性的に続く場合は注意が必要です。

目が疲れにくくなる食べ物・飲み物はありますか?

栗原 大智 医師

特定の食べ物や飲み物だけで目の疲れを完全に防ぐことはできませんが、バランスの良い食事は目の健康維持に役立ちます。ビタミンAやビタミンC、ルテイン、ゼアキサンチンなどを含む食品は、目の機能を保つうえで重要とされています。ただし、食事だけに頼るのではなく、十分な休息や生活習慣の見直しと併せて考えることが大切です。

眼精疲労が溜まってめまいや頭痛が気になるときは何科を受診すべきですか?

栗原 大智 医師

目の疲れに伴ってめまいや頭痛が続く場合は、まず眼科を受診し、視力や目の状態に問題がないかを確認しましょう。眼科的な異常が見られない場合には、内科や神経内科、耳鼻咽喉科などでの評価が必要になることもあります。症状が強い、急に悪化したといった場合には、早めの受診を心がけてください。

まとめ 目の疲れ・眼精疲労は放っておかず対処を

目の疲れや眼精疲労は、多くの方が日常的に感じる身近な症状ですが、単なる疲れだと思って放置すると、症状が慢性化したり、思わぬ病気が隠れていたりすることもあります。スマートフォンやパソコンの長時間使用、視力に合っていない眼鏡やコンタクトレンズなど、日常生活の中に原因が潜んでいるケースも少なくありません。
一時的な疲れ目であれば、目を休ませる、作業環境を見直すといった対処で改善することもありますが、休んでも症状が続く場合や、頭痛・めまい・充血・見えにくさを伴う場合には注意が必要です。特に、急な視力低下や強い目の痛みがある場合は、早めの眼科受診が重要となります。

「目の疲れ」症状で考えられる病気

「目の疲れ」から医師が考えられる病気は5個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連疾患

眼精疲労ドライアイ

VDT症候群

白内障老眼

目の疲れは年齢やスマートフォン、パソコンが原因だと思われがちです。しかし、実はその症状はさまざまな病気が原因の可能性があります。自己判断せず眼科で診断を受けてから対処する方が良いでしょう。

「目の疲れ」に似ている症状・関連する症状

「目の疲れ」と関連している、似ている症状は9個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

目の痛み

かすみ目

見えにくい

まぶしい

目の乾燥

充血

頭痛

肩こり

めまい

目の疲れはさまざまな症状を引き起こします。中には日常生活に大きな支障をきたすものもあります。目の疲れや他の症状がある場合は一度眼科を受診しておくと安心です。

【参考文献】
・眼精疲労(目の疲れ)|日本眼科学会
・屈折異常と眼精疲労|日本眼科医会

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配信元: Medical DOC

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