「脳腫瘍の後遺症」についてよくある質問
ここまで脳腫瘍の後遺症などを紹介しました。ここでは「脳腫瘍の後遺症」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
脳腫瘍を発症すると性格が変わることはありますか?
佐々木 弘光医師
腫瘍のできた場所によっては性格が変化することもあります。特に前頭葉や側頭葉と呼ばれる箇所にできた腫瘍は、感情・意欲のコントロールや言語機能、認知機能に直結する場所でもあるため、怒りっぽくなったり、ぼーっとしたりといった症状が目立つ場合があります。
編集部まとめ
脳腫瘍といってもかなり多くの種類があるため、すべてを本記事で伝えることは難しいです。ただそれぞれの腫瘍に特有の症状があります。そして怪しいなと思ったら、専門の医療機関や脳神経外科のある病院への受診を検討しましょう。
「脳腫瘍」と関連する病気
「脳腫瘍」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
脳神経科の病気
神経膠腫脳悪性リンパ腫
髄膜腫
神経鞘腫下垂体腫瘍
転移性脳腫瘍
脳腫瘍は頭部画像検査上である程度診断可能ですが、正確な診断は手術を行い病理検査を行った際に決定されます。脳腫瘍は細かく分けると150種類以上に分類されます。
「脳腫瘍」と関連する症状
「脳腫瘍」と関連している、似ている症状は12個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
片側の手足の麻痺
片側の顔面の麻痺
片側のしびれ、感覚障害
呂律が回らない
言葉が出てこない物が二重に見える、視野が欠ける
頭痛
嘔吐、吐き気
痙攣
歩行障害
めまい意識障害
脳腫瘍に特有の症状というものがあるわけではなく、脳卒中と同じような症状が出現します。脳腫瘍の場合には、ある程度脳腫瘍のサイズが大きくなってから症状が出現することがほとんどです。
参考文献
2024年版 脳腫瘍診療ガイドライン成人脳腫瘍編
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