timeleszの冠バラエティ番組「タイムレスマン」(毎週火曜深夜0:15-0:45、フジテレビほか／FOD・TVerにて配信)。9月30日の放送回では、「土プレ延長戦 脱落組、全部見せますSP」と題して、9月27日放送の土曜プレミアム「タイムレスマン」での未公開シーンを放送した。
■土プレ延長戦、脱落組の奮闘をカメラが密着
番組初の全国放送ゴールデンSPとして放送された土曜プレミアム「タイムレスマン」。様々なゲームで脱落した“脱落組”にカメラが密着。本編では放送されなかった裏側での奮闘ぶりが明らかになった。
伊勢神宮を目指して東京タワーから出発したtimelesz。そこで、ペットボトルを投げて立てる「立道」で脱落したのが松島聡だった。メンバーがリムジンで移動する一方、品川駅までレンタサイクルを利用し、自力で品川駅に向かった。
松島はヘルメットをかぶり、カメラで撮影していることを忘れた様子で、息を切らしながら爆走。その甲斐あって品川駅でメンバーと合流することができた。
8人揃って東海道新幹線に乗車したメンバーは、口々に「寂しかった」と松島に声をかける。篠塚大輝が「8人で行きたいですから」と言えば、寺西拓人も「聡ちゃんいないと、違うよな」とコメント。松島が「何が違った？」と問いかけるも、篠塚は「あんま変わんなかったけど…」と笑いを誘った。
続いて、車内で行なった「新幹線立道」で負けたのが橋本将生。東海テレビ「スイッチ！」の生放送には向かわずに、浜松駅で途中下車。地元で評判のうなぎ弁当を自腹で買うことになった。
■途中下車した橋本将生が菊地風磨に言及
浜松駅で下車した橋本。メンバーとサプライズ出演する予定だった「スイッチ！」について、急げば生放送に少しだけ出演ができるかもしれないとスタッフから聞いた橋本は、タクシー運転手に「運転手さん、無理にとは言わないので、本当に安全運転で速くお願いします」と安全に配慮しつつお願いをしていた。
車中では、橋本が「マジで出たい！」と「スイッチ！」に思いを馳せたほか、「あと自腹ね、あれ許せないね。風磨くんの良くない癖なんだよ」とこぼしていた。うなぎを購入して浜松駅にトンボ帰りした橋本は、再び新幹線に乗車し、名古屋の東海テレビを目指した。その間SNSをチェックし、橋本がいないにも関わらず「東海テレビのスイッチにtimelesz全員出てる」という投稿や、楽しそうに番組に参加するメンバーの姿に焦りを覗かせていた。
一方、「スイッチ！」の生放送にサプライズ出演が叶った7人メンバーたちは、CM中にスタジオ裏で、「パッ道」で勝負。この日2回目の脱落者となったのが松島だった。「嘘、嘘」「え！？マジ」とスタジオに座り込み、「デジャブじゃん、朝の…」と肩を落としていた。
松島は生放送を抜け出し、生放送で紹介された東海道の宿場町・鳴海宿の名産品、「有松絞り」を買いに行くことに。朝10時にして2回目の脱落を味わうなど、誰よりも奮闘していた。
■「許せない」に隠された橋本のバラエティスタイル
「ゴールデン延長線SP」と題した今回の放送。本編では放送されなかった貴重な場面の数々に、点と点がつながった視聴者も多かったのではないだろうか。
中でも「新幹線立道」で脱落し、自腹でうなぎ弁当を買いに走った橋本が、タクシー移動中に語ったトークが印象的だった。
サプライズで出演予定だった「スイッチ！」について「マジで出たい、本当に」と悔しい気持ちを露わにしていたことに、バラエティ魂を感じた。
さらに「自腹」を切り出した菊地について、「風磨くんの良くない癖」と切り出し、「例えば勝負事になるじゃないですか、風磨くんが勝ちましたってなった途端『これ負けた人罰ゲーム』(と言い出す)。あれ酷いよ」「今回の自腹とか自分が安全…高みの見物できるようになってから言うの。マジで本当に許せない」とご立腹の様子を見せていた。
番組でも菊池からの無茶ぶりによって、バラエティを学習していると紹介されていたが、今回の放送でより、柔らかくも噛みつく橋本のスタイルが見えてきたのではないだろうか。
本番組のコンセプトは「とにかく何事にも全力で、汗をかく！」と掲げているだけに、本気度が見えないと成立しないのだ。今回、橋本が語った菊池への思いは、本気でバラエティ番組に向き合っている証のように感じた。
次回の予告映像には、ゴムボートに乗り「クソッタレが！」と叫ぶ菊池の姿が。どんな奮闘が見られるのか、次週も楽しみに待ちたい。
◆執筆・構成＝柚月裕実
