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【探偵さん、リュック開いてますよ】松田龍平の「筋トレしていないカラダ」だからこそ説得力がある主人公・一ノ瀬洋輔

【探偵さん、リュック開いてますよ】松田龍平の「筋トレしていないカラダ」だからこそ説得力がある主人公・一ノ瀬洋輔

 2月27日に最終回を迎えた松田龍平主演ドラマ「探偵さん、リュック開いてますよ」(テレビ朝日系)。松田が演じた主人公の一ノ瀬洋輔は、廃業した実家の温泉宿「ゆらぎや」で暮らしながら探偵兼発明家をしている男だった。

 いなくなった猫を探したり、マツタケ泥棒を探したり、時にはタイムスリップして「ゆらぎや」の温泉にやって来た真田十勇士の1人・穴山小助(三河悠冴)や、都会暮らしに疲れた田舎暮らし系動画の人気配信者・南香澄(片山友希)らを間借りさせてやったり、人に人格があるように温泉にも「温泉格」があり、温泉の悩みや要望を自分が発明した装置でその声を聞いたり、実にマイペースで生きている。
 
 そんな洋輔(松田)は、設定からわかるように、今作で温泉に浸かるシーンがたびたびあったのだが、見るからに「筋トレをしていないカラダ」をしていたことに、とても感動してしまった。なぜかと言うとこの10年ほど、筋トレでカラダを鍛える俳優が非常に増え、演じる役を無視したボディで作中に登場する場合が多々あるからだ。

 筋トレすることは決して悪いことではない。

 しかし、たとえば忙殺されているサラリーマン役や、時間外労働の多さに疲れ果てている医者役なのに、週5でジム通いをして筋トレをしているようなムキムキボディをしていたら、まったくリアリティーがなくなると思うのだ。それなのに、平気でムキムキボディでそうした役を演じる俳優が実に多いから、ずっと違和感を覚えていたのは、きっと私だけではないだろう。ドラマや映画の現場で俳優のムキムキボディを見てギョッとなっても、「ちょっとその筋肉を落としてからこの役を演じてほしい」と言える監督や演出家が、そうそういないこともよくわかる。
 
 今作の松田演じる洋輔は、決して筋トレをして「メイクボディ」するようなキャラではない。それをきちんと体現してくれた松田は、今や希少な俳優だと思う。

 企画から今作に参加していたという松田は、2月26日公開の「読売新聞オンライン」のインタビューで、「軽く怠けようと思って。寒い時期の撮影だし、犯人を追いかけて転んだら嫌なので、発明品で解決しようかなと」と、今作に臨んだ姿勢を語っている。

 松田には怠けられる時間をきちんとキープした上で、続編をお願いしたい。

(森山いま)

配信元: アサジョ

提供元

アサジョ

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