市川右團次、東十条で花柳界が原点の艶やかな“花魁巻”に思わずカメラを向ける<今宵、町寿司で>

市川右團次、東十条で花柳界が原点の艶やかな“花魁巻”に思わずカメラを向ける<今宵、町寿司で>

「今宵、町寿司で 市川右團次と小粋な一献」
「今宵、町寿司で 市川右團次と小粋な一献」 / (C)BSテレ東

BSテレ東で放送中の「今宵、町寿司で市川右團次と小粋な一献」(毎週土曜夜10:00-)。古くから地元で愛される町寿司を、歌舞伎俳優の市川右團次が酒を酌み交わしながらお店の歴史や職人の矜持を伺う。第7回目となる2月21日の放送では北区・東十条にある「花寿司」へ向かった。美しく鮮やかな握りに、興奮から思わず写真を撮ってしまうひと幕も。

■原点は花柳界の「花寿司」

「今日はですね、北区の東十条商店街に来ております!」両手を広げ商店街の様子を見せる市川の姿から始まった第7回目の放送。商店街は飲み屋街でもあるようで、活気にあふれている。スタッフから前回の椎名町について問われた市川は、「めっちゃうまかったです!」とコメント。“町寿司のクオリティの高さをひしひしと感じている”と続けた。

今宵の町寿司は「花街の 色香香る 東十条の 飲み屋街に 息づいた 令和の花魁寿司」。このキーワードを聞いた市川は「花魁寿司を堪能できるわけですね、嬉しいです!」と意気揚々となり、ぐんぐん歩みを進める。

本日伺う町寿司は昭和31年創業の「花寿司」。目的の店に着いた市川はいつも通り「失礼します。歌舞伎の市川右團次と申します」と丁寧に挨拶して席へ。

店内は創業から70年という歴史を随所に感じられる重厚さを持ちながら、隅々まで清潔に磨かれている。大将の松山一雄さんが飲み物の注文を聞くと、市川はすかさずビールを注文。大将が「中瓶だよ!」と元気に届けたビールをあおり、市川は「ん〜うまい」と喉の渇きを潤す一杯に歓声を上げるのだった。

同店を創業したのは松山さんの父である先代の勇雄さん。浅草の花柳界にある寿司屋で修行を積んだ経験から、「花寿司」の原点は“花柳界にある”という。花柳界ならではのお寿司や、先代が花柳界にインスピレーションを受けて考案した「花魁巻き」が名物だ。

■艶やかで美しい見た目のお寿司

酒に合うオススメのおつまみを、と大将に注文した市川。するとお通しがわりに出てきたのが、「ホタルイカの酢味噌和えと大葉ゲソ」だ。市川が「花畑」にたとえたのも納得してしまうほど、皿には大胆に花があしらわれていた。市川の言葉に、大将は「花寿司なので花を…」と屋号にかけた返しをお見舞いする。

さらに「何か握りを頂こうかな」と声をかけると、大将は「赤身を最初に」と提案。なんでも先代が本マグロにこだわっていたそうで、ネタに自信があるという。こだわりを受け継いだ赤身と中トロの握りをいただいた市川は、「赤身ってうまいよなぁ」と期待通りの味に満足げな表情を見せた。

さらにオススメを聞いたところ、市川のことをリサーチをしていた大将が「貝が好きってお聞きした」と用意を始める。情報通り貝が大好物の市川は、思わず拍手。こういった丁寧で1人ひとりに合わせた接客ができるのも町寿司ならではだ。

大将が提供したのは、タイラギという大ぶりな高級貝。ホタテとも違う味わいを堪能した市川だが、大将いわくさらにオススメの食べ方があるそう。それは炙ったタイラギを海苔で巻いて食べるというもので、海苔もこだわっているためそれだけでつまみとして食べても美味しいと紹介してくれた。

さまざまな品をいただくなか、市川は酢で締められたネタが多いことに気づく。大将に問いかけると、酢締め握りは花柳界仕込みであることが判明。酢で締めておけば手間がかからないため、早く握れる。花柳界の“お寿司は早く出すもの”という風潮を反映したもので、花柳界の流儀である「すぐ出す・匂わない・酒の邪魔をしない」を体現しているのだとか。

花柳界について話を伺っているところに、常連さんが入店。ここでも市川は丁寧な挨拶を欠かさない。常連さんの1人は小学校1年生からのお付き合いで、60年も通っているそうだ。昔からの付き合いである常連さんから大将との思い出についてもたくさん伺い、大将の人柄が知れた市川だった。

また花柳界が原点である「花寿司」の名物「花魁巻き」をいただくことにした市川。先代が考案した花魁巻きは“逆巻き”の技法を使い、華やかな見た目をした巻き物だ。“日本料理は目で食べる”という言葉を体現した美しさに、市川も思わずカメラを構えてしまう。“映え”という言葉が生まれるずっと前からの愛されている品だが、美しいものを見たときの感性は今も昔も変わらないということだろう。

■いつでも迎え入れてくれる話し上手な大将に魅了

「今宵、町寿司で市川右團次と小粋な一献」では、お邪魔した町寿司にお礼の言葉と手拭いを渡すのが恒例となっている。今回は、「花街の色香をのこす花の寿司!!」を送った。

たくさんお話ししてくれる気さくな大将の人柄もあり、女性1人でもふらっと立ち寄れるほどアットホームな雰囲気の「花寿司」。職人さんといえば無口な人も多いため、大将のちょっとした気配りや優しい雰囲気に魅了されるお客さんが多いのも納得だ。市川が最後に巻き物を頼んだ際も、貝が好きだったら…とヒモキュウを提案してくれた大将。それでいて汁物のサービスまでついてお会計は6500円と、市川が思わず確認してしまうほどリーズナブルでもある。

大好きな貝だけではなく、花柳界が原点となるお寿司も堪能した市川。次回2月28日(土)夜10時からの放送は、金メダリストも愛した多摩川・狛江の町寿司にゲストの松岡昌宏と伺う。町寿司で一献、次回もひと手間かけたこだわりの寿司を市川と共に楽しみたい。

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