永瀬廉が見せる優しさと冷酷さの二面性、危うさをはらんだ“冬橋”の過去が明らかに<リブート>

永瀬廉が見せる優しさと冷酷さの二面性、危うさをはらんだ“冬橋”の過去が明らかに<リブート>

子どもたちのために食事を作ってあげた冬橋(永瀬廉)
子どもたちのために食事を作ってあげた冬橋(永瀬廉) / (C)TBS

鈴木亮平が主演を務める日曜劇場「リブート」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系/TVerにて配信)。2月22日に放送の第5話では、鈴木が一人二役で、本物儀堂と早瀬がリブートしたニセ儀堂が対峙(たいじ)する展開となったが、その中で冬橋(永瀬廉)の過去が明らかにされた。 (以下、ネタバレを含みます)

■黒岩勉氏のオリジナル脚本で極限の家族愛と再生を描くサスペンス

本作の脚本を手掛けたのは、鈴木が主演した「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年)ほか、「グランメゾン東京」(2019年)、「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023年)など日曜劇場枠での数々の話題作をはじめ、多彩な作品を生み出してきた黒岩勉氏。3年の構想を経た完全オリジナルで、極限の家族愛と再生を描く“エクストリームファミリーサスペンス”となる。

今回、鈴木が演じるのは身に覚えのない証拠で妻殺しの犯人として仕立て上げられた善良なパティシエ・早瀬陸と、裏社会組織ともつながっている警視庁捜査一課の悪徳刑事・儀堂歩。早瀬は、儀堂に顔を変えて生きるリブート(再起動)を提案され、真犯人を自らの手で見つけ出し、自身の潔白を証明するために決意した。第1話で顔を変える前の早瀬を松山ケンイチが演じたことが明かされて話題となったが、鈴木が中身は早瀬という難しい役どころを見せていく。

キャストはほかに、裏社会につながる会社の公認会計士を務めながら早瀬が儀堂になりかわる手伝いもした謎めいた幸後一香役を戸田恵梨香、一香が公認会計士をするゴーシックスコーポレーションの代表でありつつ裏社会で暗躍する合六亘役を北村有起哉、行き場のない若者への支援活動を行うNPO法人「しぇるたー」の職員にして合六の裏組織で実行役を務める冬橋航役を永瀬廉(King & Prince)、警視庁警務部の監察官・真北正親役を伊藤英明が演じる。

■冬橋の“表の顔”を知る早瀬

合六の組織が隠していた100億円相当の商品を持ち逃げした儀堂を探し出さなければならない早瀬。儀堂VSニセ儀堂という画面越しにも混乱する展開が繰り広げられた。そんな中、冬橋の過去が明らかになった。

一香と手を組み、儀堂の行方と組織壊滅という2つの目的を同時に達成する危険な策に乗り出した早瀬。その鍵を握る人物として、2人は合六の裏仕事を担う冬橋のもとを訪れた。

そこはマチ(上野鈴華)と一緒に立ち上げたNPO法人「しぇるたー」の拠点。継ぎ手のなかった農家の家を活用しており、かつてNPO法人の設立に協力した早瀬の妻・夏海(山口紗弥加)が見つけたのだという。

運営資金は冬橋たちが裏仕事で稼いだ金だが、保護した子どもたちは犯罪にはいっさい関わっていなかった。「冬橋って、あんな顔もするんですね」と早瀬がつぶやくほど、合六の裏仕事の実行役を担っているときの冷酷さとは打って変わった、明るい表情をしていた。

■冬橋と合六が出会った過去が明らかに

東京の歌舞伎町にあるトー横と呼ばれるエリアで、若者たちのためにボランティアをしていたときに、マチや今の仲間たちと出会った冬橋。居場所のない子どもたちが逃げこめる場所を作りたいとNPO法人の設立を目指している中、子どもたちを悪用して金儲けしていた者たちと抗争になり、殺されかけた冬橋を助けたのが合六だった。

「立派な夢を持ってるそうだね。でも、かなわない。なぜだか分かるか?それは君が世の中を知らない子どもだからだ。私のところに来れば、教えてあげるよ。お金と権力の正しい使い方を」と合六。

冬橋は「俺には大勢の家族がいます。そいつらも一緒でいいですか?」と確認し、「大歓迎だ」という言葉を発した合六の組織に入った。

■二面性のある冬橋から目が離せない

しぇるたーにやって来た早瀬を目にとめると、一瞬で顔つきが変わった冬橋。海外逃亡を図ろうとしているはずの儀堂については何も情報がないと明かす。早瀬は儀堂の妻・麻友(黒木メイサ)を狙わないように頼むが、「一応は家族だったんだ。拉致して脅せば、おびきだすエサくらいにはなる」と冷たく言い放った。

居場所のない子どもたちのために見せる笑顔と、合六の下にいるときの冷酷な顔。二面性のある冬橋を永瀬廉が好演している。合六の下でダークな仕事を一手に引き受けるのは「金のため」で、そこには夢をかなえるという野望がある。それゆえ、大切な子どもたちのために動く可能性もあるはずで、その危うさをはらんだ雰囲気を永瀬が醸し出す。

SNSには、「冬橋くん、ただただ愛の人」「冬橋の過去がピュア過ぎて合六に出会ってから残酷な暗殺者になってしまったの切ないな」「しぇるたーでの冬橋くんが本当の冬橋くんって漢字だよなぁ」「冬橋の過去はもっと何かありそう」などの声が上がった。

2月15日に公開された登場人物17人のスペシャルビジュアルでは、各キャラクターを象徴するせりふがキャッチコピーとして添えられており、冬橋は「この世界を変えてやるよ」。それがどういう意味を持っているのか。“エクストリームファミリーサスペンス”である本作で、冬橋は“家族”のためにこのあとどうしていくのか、ますます目が離せなくなっている。

◆文=ザテレビジョンドラマ部



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