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「家に残る…」避難を拒む認知症の祖母。豪雨の夜に見せた信じられない底力とは【体験談】

「家に残る…」避難を拒む認知症の祖母。豪雨の夜に見せた信じられない底力とは【体験談】

これぞ火事場の馬鹿力か

母に頼まれて、追加の食糧などを持って祖母宅に入ったところ、私はその光景にかなり驚きました。まず目に入ったのは廊下のカーテンです。祖母宅は昔ながらの日本家屋のため、1階には広い窓がついています。普段はその窓をカーテンが覆っているのですが、そのカーテンがすべて縛られて、上に上げられていたのです。

そして、もっと驚いたのが、畳。祖母宅の1階には和室が2部屋あるのですが、両方の部屋の畳がすべて、腰ほどの高さのテーブルの上に積み上げられていたのです。驚いて母に尋ねると、どうやら母と祖母が2人ですべての畳を上げたのだそう。床上浸水になって駄目になってしまうから一緒に上げてほしいと祖母に言われ、祖母が率先して上げ始めたのだと言います。そして、お仏壇の品や貴重品はすべて2階に避難されている状態でした。普段は最低限の動きすらつらそうにしている祖母が、ピンシャンとして働く姿に母は目を見張ったそうです。

結局そのときの雨によって、祖母宅は床上浸水の被害を受けましたが、2人でテーブルの上に上げた畳は1枚も濡れることなく、縛り上げていたカーテンも濡れることはありませんでした。しかし、床上浸水になったため、地域の消防団の方がボートを出してくださり避難所に移動したのですが、祖母がそのボートに乗り移るのは非常に大変だったと聞きました。

まとめ

家を守りたいという祖母の気持ちは痛いほど伝わってきますが、その行動力には今でも驚かされます。ただ、その一方で、避難の場面では大変な苦労があったことを思うと、やはり人の安全が最優先だと強く感じました。次こそは早めに対策をおこない、祖母にも無理をさせず、安全な場所へ避難してもらえるようにしたいです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者:小沢ゆう/40代女性・パート

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
※一部、AI生成画像を使用しています

著者/シニアカレンダー編集部
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配信元: 介護カレンダー

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