ダンサーを選んだ意外なワケ「痛いのが大嫌いなんです」
――大貫さんは体操一家で育ったそうですが、ご自身は小さなころからダンスの世界へ。体操の世界へ進もうとは思わなかったのでしょうか。大貫:僕ね、小さなころから痛いのが大嫌いなんです。体操って痛いんですよ(苦笑)。目立ちたがり屋なので、楽しいときもありましたが、ひねりが入ると恐怖になってくる。ロンダートバク転宙返りまでやっていたのですが、そこにひねりの練習が入った段階で怖くなってしまって。鉄棒やつり輪も手が痛いですし。「これ以上は体操は趣味でいいや」となりました。
ダンスは7歳から始めましたが、その前にはサッカー、水泳、剣道、ピアノや英会話も習っていました。
――そのなかで、なぜダンスにハマったのでしょう。
大貫:気持ちよかったんでしょうね。最初は母親がやっていたので、ついてまわって真似して踊っていたんです。一度、四年生のときに「やめたい」と思ったことがありましたが、母親がやめさせてくれませんでした。そのときにやめなくて本当によかったなと思います。六年生のときにストリートダンスに出会って、そこから一気にハマっていきました。
「その“主人”って言うの、やめたら?」物議を醸したセリフの裏側
――ところで、実は女子SPA!は、特段、舞台の情報を扱っている媒体ではありません。大貫:そんな媒体さんが、なぜ僕に取材を? あ、ドラマの『子宮恋愛』がきっかけですか?
――その通りです(笑)。
大貫:去年は特に『子宮恋愛』を見ていただいたというファンの方が多いです。深夜枠の作品でしたが、TVerでも再生数が高くて、いろんな要素が上手にあわさったなと感じています。直接反響が届くことは少なくても、周りのスタッフから「すごい反響ですよ」と聞きましたし、ファンクラブのイベントでも「『子宮恋愛』を見ていた」という方が結構いらっしゃいました。
――役者として、この作品に触れたことで何か刺激を受けたことはありますか?
大貫:普通のサラリーマンの役なのですが、突然、日常では口にしないようなことを言うんですよ。それを、「普通に言いそうだよね」と思わせなきゃいけない。「こいつ何言ってんの?」っていうところとのギリギリの境目。それが難しかったです。
たとえば、「その“主人”って言うの、やめたら? だって苫田さんが苫田さんの人生の主人公でしょ?」っていうセリフが話題になっていましたよね。
――視聴者の感情を大きく揺さぶったセリフですね。
大貫:あれは言うのがすごく難しくって、めちゃくちゃ練習しました。そういった、日常では言いづらいセリフがたくさんありましたね。

