「おて」のしつけは本当に必要?

家族として迎え入れた犬に、「おて」のしつけは必要でしょうか。例えば「おすわり」や「こい」は、愛犬の身に危険が迫った場合に、飼い主さんの指示で道への飛び出しやパニックに近いような興奮を抑えられる、愛犬の身を守るコマンドです。
しかし「おて」は、トリック(芸)の一種であり、愛犬の身を守ったり公共のマナーを身につけたりさせられるコマンドではありません。
とは言っても、決して「おて」が意味のないトレーニングというわけではありません。「おて」を教えることで、下記のようなメリットを見込めます。
前足を上げたり体に触られたりすることに慣れさせられる 飼い主さんとのスキンシップを楽しめるようになる 「おて」→「ハイタッチ」→「バイバイ」とステップアップできる トレーニングを通してより深い意思疎通が図れるようになる犬がお手をしてくれない理由や心理

1.まだコマンドを理解できていない
「おて」ができたりできなかったりするのであれば、まだコマンドの意味をきちんと理解できていないのでしょう。褒めるタイミングがずれていたり、ご家族によって求める「おて」の仕方が異なっていると、犬は混乱して正しい「おて」の動作を覚えられません。
2.集中力が途切れている
犬の集中力は、飼い主さんが考えているほど長くはありません。個体差はありますが、集中していられる時間は、概ね5分程度だと言われています。疲れたような様子を見せたり、落ち着きがなくなってきたら、集中力が途切れたサインです。そうなる前に切り上げましょう。
3.足を握られたくない
「おて」は、持ち上げた前足を飼い主さんの掌の上に乗せ、数秒程度そのままでいられる芸です。犬の足先(肉球)にはとてもたくさんの神経が集中しているため、とても敏感です。掌の上に乗せた足先を、ぎゅっと握りしめられるのを嫌がる犬は少なくありません。
飼い主さんは「数秒間キープ」を教えるつもりで握るのかもしれませんが、それを嫌がって「おて」をしない犬もいますので、足先を握るのは避けましょう。
4.体調不良
「おて」の動作のいずれかの段階で痛みを感じると、「おて」をしてくれません。また痛みがなくても、体調がすぐれない、気持ちが悪いなどの症状がある時にも、してくれないでしょう。いつもはできるのに、急にしなくなった場合は、病気やケガの可能性が考えられます。

