知的障害の息子が、スマホを紛失!「なぜ」不審な位置情報に母、真っ青。『首掛けヒモの大切さ』を実感したワケ

知的障害の息子が、スマホを紛失!「なぜ」不審な位置情報に母、真っ青。『首掛けヒモの大切さ』を実感したワケ

筆者の話です。重度知的障害で失踪癖のある長男の命綱でもあるスマホが見当たりません。位置情報を確認すると、家とは反対方向の駅周辺を移動している様子です。誰かが持ち去ったのか? それとも落とし物として届けられているのか? 確認不足が招いた騒動の結末は?

消えたスマホ

ある日のこと、私は重度知的障害のある長男を事業所まで迎えに行き、地下鉄を利用して連れて帰ってきました。

翌日は、長男が楽しみにしている事業所の旅行です。持ち物の中でも「スマホ」は絶対に欠かせません。

彼は動画を観るためだけに使っていますが、親にとってはそれ以上の意味があります。

彼には「失踪癖」があるため、GPSによる位置情報の確認や緊急連絡手段として、文字通り「命綱」のような存在なのです。

「今のうちに、充電してヒモを付け替えておこう」

私はスマホを見つける為に長男のカバンをチェックしました。

数日前、次男にネックストラップを壊されて以来、ずっと後回しにしていた作業です。明日こそは首から下げて持たせなければ。私は長男のカバンを開けました。

連絡帳、お弁当箱、水筒。

「あれ? スマホがない?」

不審な位置情報

「ねえ、スマホは?」

長男に聞いても、首を傾げるばかり。

一気に血の気が引きました。明日スマホがなければ、もし迷子になったときに居場所を特定できません。

「もしかして、どこかで落としたの?」

私は必死に、今日通ったルートを思い返しました。

事業所までの道、帰りの地下鉄……どこかで落としたのかもしれません。

慌てて、スマホの位置情報アプリを確認しました。

すると、位置情報は家とは全く反対方面の駅の周辺を示していました。

私は青ざめました。

見間違いかと思い、何度も画面をリロードしてみても、やはり自宅とは全く反対側の駅の辺りです。

今日は朝、長男を送った時も迎えに行った時も私が付き添っていました。

なので、その駅に行くことはありません。

「地下鉄の車内でスマホを落として、拾った誰かが持ち歩いているの?」と、最悪の事態が頭をよぎります。

試しに長男のスマホに電話を掛けてみても誰も出る様子はありません。

もしかしたら、落し物として届けられていて、その中で引き継ぎ移動か何かをしているのかもしれません。

駅の遺失物の担当の電話に私のスマホから電話してみました。

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