【オチまで読めない…】「真夜中に聞こえる子守歌」「隙間の奥から誰かが見てる」…日常に潜む不可解な恐怖体験を漫画化【作者に聞く】

【オチまで読めない…】「真夜中に聞こえる子守歌」「隙間の奥から誰かが見てる」…日常に潜む不可解な恐怖体験を漫画化【作者に聞く】


不思議な体験をよくするというKさん。彼の体験談を聞くと、出かけたはずの母親が庭に立っていたり、鍵のかかった部屋のドアをノックしたりするという。母の奇妙な行動を目にしたKさんは、どれが本当の母親なのか分からなくなると語る。pixivに投稿された佐藤さんの創作漫画「Kさんの不思議な話」を紹介しよう。

■「隙間の奥から誰かが見てる」…なぜ彼は隙間を怖がるのか?
Kさんの不思議な話 第1話01

Kさんの不思議な話 第1話02

Kさんの不思議な話 第1話03


Kさんシリーズは、Kさんが怖いと感じる「隙間」の話から始まる。その理由を尋ねると、北陸に住んでいた頃のエピソードを話し始めた。真夜中、どこからともなく「子守歌」が聞こえてくる。あまりのうるささに、どこから聞こえてくるのか調べてみると、それは自分の部屋の棚の裏側からだった。

覗き込むと、風を切るような音とともにKさんの髪の先端が切れる。それからずっと、何かがKさんを覗いていたという。それがトラウマとなり、今も「隙間」が怖いと話す。

第2話では、外出しているはずの母親が庭にいるのを発見する。あまりに微動だにしない姿に違和感を覚えていると、玄関から本物の母親が帰宅。庭と室内に母親がいるというドッペルゲンガーのような体験を描いている。

■「自分が読んでもゾクゾクする」…作者が語るホラーへのこだわり

佐藤さんにホラー漫画を描き始めたきっかけを聞くと、「自分の中に『こういうホラーが観たい(読みたい)』という感覚があるが、あまり見かけないため、自分で描けたらいいなと思った」と答えた。好きなホラー映画には、初期の『リング』や『呪怨』を挙げている。

特に第2話、第3話は読者が混乱するラストが見どころだ。描く上でこだわっている点について尋ねると、「後で自分が読んでもゾクゾクするような表現ができたらな、と思って描いています」と語った。

Kさんシリーズは、じわじわと恐怖が襲ってくる点が特徴で、読者からは「ゾッとして鳥肌が立ったのは久しぶり」「不気味で不可解でとてもよかった」といったコメントが寄せられている。

佐藤さんは「もっといろいろな話を描く時間が欲しいので、いつかプロになれるように頑張ります」と今後の目標を語った。



取材協力:佐藤
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配信元: Walkerplus

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