東京都文京区の個室マッサージ店で、タイ人の少女(当時12歳)が性的サービスをさせられた事件で、児童福祉法違反(淫行させる行為)や入管法違反などの罪に問われている経営者の男性(52)の初公判が3月2日、東京地裁であった。
被告人は、児童福祉法違反の起訴内容について「少女が12歳だと知らなかった。20歳だと言われていた」と否認し、無罪を主張した。
●被告人「マネージャーに一任していた」
起訴状などによると、被告人は昨年6月および8月、少女に性的サービスをさせたとされる。
被告人は「Aさん(タイ人少女)が12歳だと知らなかった」理由として、店のマネージャーだったタイ国籍の女性に従業員の募集や採用を任せており、「専門家として高い報酬を払って一任していた」とした。
被告人は「Aさんは20歳であると伝えられていた。(12歳だったと聞いて)驚いて、本当に困惑した」と述べた。
弁護人も「被告人はAさんを児童とは知らなかった。起訴状には、マネージャーと共謀したとあるが、マネージャーがAさんに『20歳と言うように』と指示していたため、被告人とは立場が違う」と反論した。
●少女「パスポートの提示を求められたことはなかった」
一方、検察側が提出した少女の調書によると、少女は昨年6月、母親に連れられて来日し、被告人の店で性的サービスをさせられていたとされる。
母親には「20歳だと言え」と指示されていたという。また、被告人からパスポートの提示を求められたことはなかったとしている。

