【東京都渋谷区】日本人女性現代美術作家5人の展覧会!「本」にインスピレーションを受けた作品を展示

作家紹介



入江早耶さんは、印刷物などの二次元イメージを消しゴムで消し、その消しカスを素材として立体作品を制作する独自の手法で知られ、表象と物質、記憶や日常を主題に制作を行っている。

キュレーターは、「入江の実践は本に記された内容を書き直し、再創造するプロセスでもある。拠点とする広島の記憶と重なり合いながら、消失と再生、記憶の回復という主題を内包している(一部抜粋)」と、展示作品を解説した。

photo:Yoko Asakai

©Sachiko Kazama, Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production

風間サチコさんは、「現在」に起きる現象の根源を過去に探り、未来へとつながる不穏な兆しを浮かび上がらせる視点から、黒を基調とした木版画作品を制作。漫画的あるいはナンセンスなモチーフと、鋭い彫刻刀の線、綿密なリサーチを通じて、歴史や社会の深層に潜む構造を浮かび上がらせる。

キュレーターは、「古書や雑誌のバックナンバーをリサーチすることで、歴史の中に閉じ込められた現実を彫刻刀で刻み出す。本作は東北の地を詠んだ松尾芭蕉らの句をイメージへと変容させた。(一部抜粋)」と展示作品を解説した。

Photo:SHINTSUBO Kenshu

©MIYANAGA Aiko, Courtesy of Mizuma Art Gallery

宮永愛子さんは、ナフタリンや塩、ガラスなど多様な素材を用い、時間の経過や気配の痕跡を主題に、存在の移ろいを詩的に可視化する作品を制作している。

キュレーターは、「『Strata』は、長年の潮汐記録を結晶のようにガラスの本に焼き付けている。月の満ち欠けと連動する潮の歴をという時間と場所の記憶を、透明な本の中に蓄積し閉じ込めた。(一部抜粋)」と展示作品を解説した。

photo:Nobuhiro Shimura


村上華子さんは、写真の古典技法や複製技術に着目し、視覚メディアの歴史と「見ること」の構造を探究している。

キュレーターは、「百年近く未使用の印画紙を現像し、時間が記した痕跡を浮かび上がらせたり、写真の誕生に関する書物のページをめくる音から内容を想起させたり、コンセプチュアルな方法でイメージを超えたイメージを見るものに体感させる。(一部抜粋)」と展示作品を解説した。

Courtesy of ShugoArts, Photo by Tomi Räisänen

©Tomoko Yoneda, Courtesy of ShugoArts

米田知子さんは、歴史や記憶、時間の痕跡を主題に、「記憶の宿る場所」を静謐な視点で捉える写真作品で国際的に知られている。

キュレーターは、「本作は20世紀の知識人が実際に使用していた眼鏡を介して、読む行為を再現する。彼らの眼差しが捉えたであろう文字は意味そのものを超えて、人との関係性や感情までも伝えている。(一部抜粋)」と展示作品を解説した。

現代社会を多様に映し出す、日本人女性現代美術作家5人の作品を「A Book Arts Revolution」に見に行ってみては。

■A Book Arts Revolution
会期:3月4日(水)~29日(日)11:00~20:00
会場:AND COLLECTION Contemporary Art
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館 B2F
定休日:無休
入場料:無料

NMWA日本委員会公式HP:https://www.nmwa-japan.com

(Higuchi)

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