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【ホラー】遊園地でつきまとう地縛霊→視線の先にあったのは観覧車への切ない未練【作者に聞く】

【ホラー】遊園地でつきまとう地縛霊→視線の先にあったのは観覧車への切ない未練【作者に聞く】

遊びに来た遊園地で少年の霊につきまとわれる
遊びに来た遊園地で少年の霊につきまとわれる / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)

子どもたちの歓声が響く遊園地には、35年前の痛ましい記憶が眠っている。7歳の少年がジェットコースターと接触し、頭部と両腕を激しく損傷して死亡するという凄惨な事故が起きた。時は過ぎ、人々の記憶は薄れていったが、少年の霊だけは当時の姿のまま、その場に留まり続けていた。

怪異が見える女子高生・螢と、霊を引き寄せやすい体質の転校生・あざみが遭遇した地縛霊の真実。ホラー漫画『鬼の居る間にわたしたちは』の第3話が、読者の心を揺さぶっている。


■幽霊を「生きている人の延長」として捉える
鬼の居る間にわたしたちは_第3話_p02
鬼の居る間にわたしたちは_第3話_p02 / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
鬼の居る間にわたしたちは_第3話_p03
鬼の居る間にわたしたちは_第3話_p03 / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)
鬼の居る間にわたしたちは_第3話_p04
鬼の居る間にわたしたちは_第3話_p04 / 三ノ輪ブン子(@minowabunko)


本作の作者・三ノ輪ブン子(@minowabunko)さんは、海外アプリでの配信をきっかけに、あえて「日本的なホラー」を意識したという。幽霊を単なる敵としてやっつけるのではなく、かつて自分たちと同じように生きていた存在として向き合う姿勢が、本作の根底には流れている。

「幽霊を生きている人の延長で捉えて、何か別の方法を探すというのは、すごく日本的な気がします」と三ノ輪さんは語る。その言葉通り、作中の少年は螢たちを襲うのではなく、ひたすらある一点を見つめていた。その視線の先にあったのは、大きな観覧車だった。少年を地縛霊にしていたのは、観覧車へのあまりにも切ない未練だったのである。

■モノクロの画面に色を感じさせる圧倒的な描写

本作で最も読者を圧倒したのは、観覧車から見た夕焼けの美しさだ。モノクロの原稿でありながら、読者に鮮明なオレンジ色を想起させるその描写には、作者の並々ならぬ執念が込められている。

「物語の雰囲気や方向が一気に変わるシーンだったので、丁寧に描きました。人物たちに当たる夕陽も、ひとつのキャラクターと同じくらい大事に描いたので、そこに色を感じていただけたならとてもうれしいです!」

少年を縛る未練に気づいたあざみの行動は、恐怖を超えたぬくもりを物語に添える。ただのホラー作品のほかにはない、心が洗われるような救いのすべてを、ぜひその目で確かめてほしい。

取材協力:三ノ輪ブン子(@minowabunko)

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配信元: Walkerplus

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