【まとめ】人々を楽しませる「大津絵」の魅力
《座頭》, Public domain, via Wikimedia Commons.
江戸時代に滋賀県で誕生した「大津絵」は、旅人のお土産として人気になった絵画ジャンルです。画題は仏画から始まり、鬼や藤娘、猫と鼠などユーモアに満ちた身近なモチーフに発展。独特のゆるさには一度見たら忘れられないほどのインパクトがあり、現代人にも笑いや気づきを与えてくれます。
親しみやすい絵画からは、「絵で人を楽しませたい」という作り手の素朴な感情すら伝わってくるよう。民藝の切り口でも注目される日本文化の重要ジャンルのひとつではありますが、あまり構えず頭を柔らかくして、気軽に楽しんではいかがでしょうか。
