突然、手足や顔の痺れが発生したときにはドキッとするもの。何か重大な病気の兆候かもしれないと、ヒヤヒヤしたことがある人も多いと思います。今回は手足や顔の痺れに多い症状と注意すべきことについて、辻堂脳神経・脊椎クリニックの中川先生にMedical DOC編集部が聞きました。

監修医師:
中川 祐(辻堂脳神経・脊椎クリニック)
2008年慶應義塾大学医学部卒業。2008〜2010年横浜市立市民病院初期臨床研修医、2010年慶應義塾大学医学部脳神経外科学教室入局。その後、済生会宇都宮病院脳神経外科、足利赤十字病院脳神経外科、慶應義塾大学病院脳神経外科助教、日野市立病院脳神経外科、済生会横浜市東部病院脳神経外科医長を経て、辻堂脳神経・脊椎クリニック開院。医学博士、日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳神経血管内治療学会専門医、日本神経内視鏡学会技術認定医、日本認知症学会、日本頭痛学会、日本脳神経外科漢方医学会。
編集部
手足や顔の痺れに多い症状とは、どのようなものですか?
中川先生
「手足の痺れ」と一口にいっても、人によって表現の方法は異なります。痺れのなかで最も多いのは、末梢神経に障害が起きていることが原因となっているケースで、このときには体の片側の一部などにピリピリとした感覚を覚えます。
編集部
そのほかにはどのような痺れがあるのですか?
中川先生
痺れの表現は人それぞれで「電気が走ってビリビリするような感じ」「皮を1枚被ったような感じ」「感覚が鈍る感じ」「焼けるような感じ」「うずくような感じ」「片側だけ痺れる」などさまざまあります。このような感覚が病気の診断に役立つこともあるので、痺れが起きているときにどのような感覚か注意することは、とても大切です。
編集部
痺れが出たときに注意すべきことはありますか?
中川先生
痺れの種類に加えて痺れを感じる部位や範囲をしっかりと把握していただくことが非常に重要となります。意外にも「どこが痺れていたか正確にわからない」ということが多く見受けられます。痺れの範囲は原因を考える上で最も重要となりますので、症状が出たときに自分でしっかりと把握しておくと良いでしょう。
編集部
痺れにも危険なものはあるのでしょうか?
中川先生
特に気をつけたいのは、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍、ギラン・バレー症候群など命に関わる病気による痺れです。痺れに加えて以下のような症状が見られる場合には早めに医師の診察を受けましょう。・頭痛、めまい、吐き気を伴う
・意識が朦朧としている
・意識障害がある
・突然、痺れが始まった
・顔の半分や半身に痺れが突然起きた
・ろれつが回らない
・痺れの数週間前に発熱があった
・運動麻痺や排尿障害がある
※この記事はメディカルドックにて<手足や顔の「痺れ」は何科を受診すべき? 医師が診療科と痺れ・痛みの原因や検査・治療内容を解説>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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