決意
さすがに堪忍袋の緒が切れた私。
「ねぇ、少しは心配する気持ちはないの? 留守中も文句ばっかりだったって聞いたけど?」と言うと、夫は「いやいや、お前元気そうじゃん?」と薄ら笑い。
私はもうダメだと思い「私、出ていこうと思う」と告げたのです。
夫はきょとんとした顔をしていました。
「あなたとはもうやっていけない。私は家政婦でもあなたの母親でもない。身体もキツイから出ていくね」と冷静に告げた私。
夫は「冗談言って~」と笑ってごまかしていましたが、私の本気度を悟り、急にあたふたし始めました。
一人息子
私は「仕事もして家のことも全部やって、子どもたちの学校や習い事まで全部面倒みて、今のままじゃシングルで子育てするのと変わらないから」と夫に伝えました。
すると夫は、初めてハッとしたような顔になったのです。
夫は甘やかされて育った一人息子。
今までさんざんいろいろなことを伝えてきたのに、何もわかっていなかったことに唖然としました。

