脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「仰向け」「うつ伏せ」「横向き」どの姿勢で寝ると健康的?医師が徹底解説!

「仰向け」「うつ伏せ」「横向き」どの姿勢で寝ると健康的?医師が徹底解説!

「仰向け」「うつ伏せ」「横向き」どの姿勢で寝ると健康的?メディカルドック監修医がそれぞれのメリットやデメリットなどを解説します。

木村 香菜

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

「仰向け」のメリット

「仰向け」のメリット

仰向けで寝ると、身体に均等な力がかかって背中や腰に負担がかかりにくくなります。また、顔が上に向いているため上から力がかからず、美容面でもメリットが期待できる姿勢です。

脊椎にかかる負担が少なくなる

仰向けの姿勢では、背骨の自然なカーブを保ちやすくなり、負担が軽減されます。仰向けの姿勢は体重が背中全体に均等に分散され、背中の特定の部位に圧力が集中するのを防げるためです。
脊椎が理想的な位置になるようにサポートされ、腰痛や首の痛みを予防する効果が期待できるでしょう。

顔や肌が圧迫されない

仰向けで寝ると、顔が枕や寝具に直接触れる時間が短く、力がかかりにくくなります。うつ伏せや横向きで寝ると、皮膚が圧迫されて力がかかり、しわの発生などにつながることが報告されています。
また、顔のむくみを防ぐ可能性があり、美容面のメリットもあるのです。

乳幼児突然死症候群の予防

仰向けの姿勢で寝かせることは、乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防法として推奨されています。うつ伏せに寝ると顔面がベッドに埋もれやすく、窒息による酸素不足や吐き出した二酸化炭素を吸い込んで蓄積が起きやすくなり、SIDSの発生率が上昇すると考えられているためです。

「仰向け」のデメリット

「仰向け」のデメリット

仰向けでは、呼吸器に関連する症状や胃酸の逆流などのリスクが高くなることが知られています。妊娠後期の女性にも向いていません。

睡眠時無呼吸症候群やいびきのリスクが高まる

仰向けで寝ると、閉塞性睡眠時無呼吸症候群やいびきのリスクが高くなることが分かっています。これは、舌や軟口蓋が重力で喉の奥にずれて気道が狭くなってしまうためです。
特に肥満傾向の方や扁桃腺が大きい方は、仰向けで寝ることによって呼吸障害が悪化しやすくなります。

逆流性食道炎の症状を悪化させる可能性がある

仰向けで寝ると、胃酸が食道に逆流しやすくなり、逆流性食道炎の症状を悪化させる可能性があります。
仰向けの姿勢では重力が胃酸の逆流を防ぐ働きをせず、食道への刺激が増加するためです。
特に、就寝前に食事をする習慣がある方や、もともと逆流性食道炎の症状がある方は注意しましょう。

妊娠後期の女性には適さない

妊娠20週以降の中期から後期にかけて、仰向けで寝ると拡大した子宮が下大静脈を圧迫し、母体への血流が減少する可能性が指摘されています。
血流が減少するとめまい、吐き気、血圧低下などの症状が現れることがあり、胎児への酸素供給にも影響を及ぼす可能性があるため避けましょう。
妊娠後期の女性は左側臥位(左向きで寝ること)のシムス体位が推奨されています。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。