
菊池風磨が主演を務める「こちら予備自衛英雄補?!」(毎週水曜深夜0:24-0:54、中京テレビ・日本テレビ系/Hulu・TVerにて配信)が現在放送中。本作は、加藤浩次が原作・脚本・監督を担当。秘密裏に防衛省に呼び出されたクセだらけの能力を秘め、流偉月(菊池)ら“予備自衛英雄補”の7人が、コンプレックスで地球を救っていくストーリー。
この度、WEBザテレビジョンでは、同作のチーフプロデューサーを務める栗田美和氏にインタビューを実施。制作秘話やキャスト陣の魅力、今後の見どころなどについて話を聞いた。
■こだわりは「能力を発揮しやすいコスチューム」
――完成した映像を見た率直な感想をお聞かせください
一視聴者として単純に「面白い!」と思いました。サカナクション・山口一郎さん書き下ろしのオープニング主題歌「いらない」が入った完成版を見た時、この曲が「こち予備」の世界を完成させて下さったと感じました。そのくらいこの作品の世界観にぴったりな楽曲です。
――本作は加藤浩次さんが脚本・演出をしておりますが、加藤さんとタッグを組むきっかけとなった経緯を教えてください
17年務めた朝番組「スッキリ」(2006年‐2023年、日本テレビ系)のMCを卒業後、次にやりたいことが映像制作だった加藤さんが長年考えていた企画を拝見し、今までにないコメディドラマができると感じ、是非とも中京テレビの水曜プラチナイト枠で制作させていただきたいとお願いしました。
――英雄補のキャラクター設定や能力などはどのように決めていったのでしょうか。こだわった点があれば教えて下さい
加藤監督のアイデアをベースに、スタッフで議論しながらキャラクターや能力の詳細を決めていきました。年代、性別、職業がバラバラで7人のキャラが多様になるよう心掛けました。特にこだわったのはコスチューム。「人物キャラクターをわかりやすく表現しつつ、各自の能力を発揮しやすいもの」ということで、それぞれに特徴があるオリジナルデザインを考えました。
■菊池風磨ならではの「座長ぶり」
――主演・菊池さんの座長ぶりはいかがでしょうか?撮影中の印象的なエピソードがあれば教えて下さい
押しつけがましさが全くない、さり気ない気遣いをされる座長・菊池さんでした。特に長いシーンの撮影の合間には、共演者の皆さんが和む発言や話しかけを自然にされていました。
年齢、性別もさまざまな7人だったせいか、撮影開始直後は少しだけ遠慮がちにお話をされていましたが(菊池さん曰く「みんな微妙に人見知り」)、撮影が進むにつれてドラマのストーリー同様に予備自衛英雄補のメンバー7人の絆が強くなっていると感じました。
カメラが回っていない時の菊池さんの座長としての立ち回りが物語のクライマックスのキーワードになる「メンバーの団結」に大きな影響を与えていたと思います。普段からグループのリーダーとしてメンバーをまとめている菊池さんだからこそだと思っています。
■メンバーの中で面白い人は「のん」
――視聴者が喜びそうな裏話があれば教えてください
お尻の糸イボから蜘蛛の糸のようなものを出すミズノ役の戸次重幸さんが、準備で加藤監督にお尻に糸を張り付けてもらっている際、菊池さんはそのポーズを面白がって写真を撮っていていました(笑)。
あとは、菊池さんと戸次さんで「こち予備メンバーの中で一番面白い人は誰か?」という話になった際、2人とものんさんを挙げていました。素の時の、のんさんの表情についての会話だったのですが、2人とも人間観察力が鋭いなと感じました。
――栗田CPの特にお気に入りのシーン、またはセリフはありますか?
6話で戦いに入る前、菊池さん(ナガレ)がメンバーに「戦うぞ」と告げ、役割を伝えるシーン。最後にのんさん(サエ)がナガレに手を添えるところはグッときます。
8話では、六角精児さん(マドズミ)が記者会見場で挨拶をするシーンが印象的で。緊張のあまり挨拶をさまざまに言い間違うのですが、その間違い方が上手くて何を言い出すのかわからない面白さがあります。
そして、9話で全員が号泣するシーン。こちらは1発OKのワンカメ撮影なので本日の放送を楽しみにしていて下さい。
■「英雄補」メンバーに、愛着を持ってほしい
――栗田CPの推しキャラクターはいますか?
全員推しですが、別の意味で合体キャラは笑えます(笑)。森永悠希さん(チュータ)と後藤剛範さん(ユタニ)が合体した男性は、ちょうどいい感じの2人の混ざり具合のキャラでしたし、丘みつ子さん(フジワラ)とユタニが合体したマッチョ老人も目がぱっちりとしたおじいさんがかわいらしく、クスっと笑えます。
10話に小宮山莉渚さん(サピピ)とユタニが合体しますので、一体誰になるのか、是非ご期待ください。
――5話で武田真治さんが出てきたのが驚きでした。どのような流れで出演が決まったのでしょうか?
かつて加藤監督と、大人気バラエティ番組でレギュラーとして共演していた間柄ですので、サプライズで出演してくださいました。
――この作品で視聴者に一番伝えたいメッセージは何ですか?
一人ひとりの能力は使えないショボいものでも、仲間と力を合わせれば大きなことを成し遂げることができる! コンプレックスでも掛け合わせたら地球だって救える! ということを、笑いながらメッセージ性0のふりをして伝えたいです。
――最終回に向けての見どころと、視聴者へメッセージをお願いします。
最初は嫌々集められた年齢、職業、性別もバラバラな7人が予備自衛英雄補として徐々に絆を深めていく過程を見守っていただきつつ、感動的なシーンと思った次の瞬間「え?」という意外な展開になって笑ってしまう、予期せぬストーリーを楽しんでもらいたいです。
コンプレックスまみれで他人とうまくやれない、世間のはみだし人間集団「英雄補」メンバーに、愛着を持って最後まで応援していただけけるとうれしいです!

