置き竿から得たヒント
ならばと置き竿時に穂先が小さく跳ねては止まるイメージで小さな誘いを入れてみる。
4分の1回転のショートピッチでリールを巻き、魚にエサを見せる時間を長めに取りながら誘い続けると、またもやロッドが引き込まれて2本目をキャッチ。
すぐさま周りの方にアタったタナと誘い方を伝えるとポツポツと顔を見せるようになり、テンビン組はオデコがいなくなった。
ただ前評判の良型ではなく小型がメイン。
このまま今日は終わるのかと、厳しい時間帯が続く。
お昼を過ぎたころ、右舷でジギングを続ける岩崎さんがドラゴンバトルのゴングを鳴らした。
最初にドカンときたのは座布団サイズのエイだったが、これが露払いになったかのように続けざまに1m級の本命が上がる。
潮の動きもよくなってアタリも増え始め、うわさどおりの大型メインになってきた。
ジギング組は右舷ミヨシの岡野さん、左舷ミヨシの光永さんが1m級を連発、テンビン組も良型をゲット。
相変わらずかなり小さな誘いにしか反応しないが、アタリの数は確実に増えている。
最大の見せ場は12時30分、右舷の小野さんが掛けた107cmのタチウオだった。
残念ながら当日はこの一瞬の時合で終わってしまったが、短いチャンスをものにしてテンビン組は私が12本、船尾で竿を出す古川さんが11本。
ジギング組もトップ10本と同様の結果だった。
ここ数日に比べるとやや寂しい釣果となった感は否めないが、それでも後半の大型ラッシュのおかげで強烈な引きを楽しみ、脂乗り乗りの極上タチウオを持ち帰ることができた。
齋田船長いわく、「魚探を見てのとおりこれだけ反応があるので、3月一杯は十分に楽しめるでしょう」と太鼓判を押す。
捕食スイッチさえ入ればドラゴン級のラッシュも夢ではない。
メモリアルサイズを狙うチャンス到来だ。

当日最大は107cm。小野さんがルアーで掛けた

お昼前後から良型が食ってきた
Tackle Guide
三喜丸のオリジナル仕掛けは逆テーパー式と呼ばれる。
タチウオの鋭い歯によるハリス切れ対策としてチモト側のハリスが太く、それに続く幹糸は潮の抵抗を抑えて馴染ませる目的で細めになっている。
エサがナチュラルに舞うように、軽量なハリを使用している点もこだわりだ。


